ムーンシャトル
ジャンル | 固定画面シューティングゲーム |
---|---|
対応機種 | |
発売元 | |
販売元 |
|
シリーズ | ムーンシリーズ |
メディア | |
発売日 | |
対象年齢 | |
サウンド | AY-3-8910[12] |
『ムーンシャトル』(英: Moon Shuttle)は1981年6月[7][注 4]に日本物産が発売した業務用ビデオゲーム[1]。宇宙戦争を題材とし、隕石面と敵との交戦面を繰り返す面構成が特徴のシューティングゲームである[1][3]。
本作は日本物産が発売した題名に「ムーン」を冠するゲームの一つであり[15]、その中で最後に発売された作品となっている[16]。
ゲーム内容
[編集]5方向レバー[17]と発射ボタンでロケットを操作し、波動砲で敵や隕石を撃墜する宇宙戦争ゲームである[1]。本作には隕石を潜り抜けて暗黒帝王とその軍団に闘いを挑む舞台設定が存在している[18]。
本作の面構成は隕石面と敵との交戦面が交互に繰り返される仕様となっている[1][3]。
隕石面では右方向に進むロケットを操作して、波動砲で邪魔な隕石を壊しながら上下方向に流れる隕石群を潜り抜けることが要求される[1]。また、隕石面に限りレバーを右方向に入力することでロケットを加速できる[6]。
交戦面では、不規則な挙動の敵たちを倒すことが要求される[1]。敵は5種類存在し、原則として各面1種類ずつと対戦を行う[1]。
配点は隕石が1個20点から50点、敵が1体10点から50点となっている[1]。また、隕石面を激突することなく突破すると、面進行に応じて500点から2000点の得点が獲得できる[19]。
残機を全て失うとゲームが終了する[1]。残機は得点による増加のほか[20]、隕石群の中に存在する隠しロケットを破壊することでも増やすことができる[1]。また、本作はプレイ中に硬貨を投入することで残機が増加する仕様となっている[1]。
本作は音声合成をゲーム中に盛り込んでおり、「やった」「がんばってね」の音声がプレイ中に再生される[1][注 5]。
移植版
[編集]1983年[注 3]にDatasoftが日本物産からの許諾を受け、コモドール64版、Atari 400/800/1200版、TRS-80 Color Computer版を発売している[2]。
2024年10月3日には、ハムスターが『アーケードアーカイブス』の1作品として、Nintendo Switch版、PlayStation 4版を発売している[3]。この移植版は業務用版の移植であり[3]、音声合成が英語仕様のものを収録している[21]。
関連項目
[編集]- ムーンクレスタ - 『ムーンシャトル』と同様に日本物産が発売した、題名に「ムーン」を冠するシューティングゲーム。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n 「メテオ群突破 日本物産「ムーン・シャトル」」『ゲームマシン』第169号(アミューズメント通信社)1981年7月15日、16面。オリジナルの2020年2月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c d e “Moon Shuttle (1981) - MobyGames”. MobyGames. Atari. 2024年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g “【アケアカ】『ムーンシャトル』10月3日配信。隕石を破壊してゴールを目指すステージ、敵を倒すステージが交互に楽しめる”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage Inc. (2024年10月2日). 2024年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月5日閲覧。
- ^ a b c 「日本物産「ムーンシャトル」でタイトー(米国)に許諾」『ゲームマシン』第175号(アミューズメント通信社)1981年10月15日、5面。オリジナルの2020年2月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ Taito America Corp.. “Moon Shuttle”. The Arcade Flyer Archive. The International Arcade Museum. 2024年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月5日閲覧。
- ^ a b Nichibutsu U.S.A. Corp.. “Moon Shuttle”. The Arcade Flyer Archive. The International Arcade Museum. 2024年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月5日閲覧。
- ^ a b 「Video Game (Coin-Op) Lists」『ゲームマシン』第201号(アミューズメント通信社)1982年11月29日、20-23面。オリジナルの2019年12月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ 赤木真澄 編「TAITO AMERICA」『アーケードTVゲームリスト』アミューズメント通信社、2006年10月13日、136頁。ISBN 978-4990251215。
- ^ “PlayStation 4版『アーケードアーカイブス ムーンシャトル』公式サイト”. ハムスター. 2024年10月5日閲覧。
- ^ “PlayStation 4版『アーケードアーカイブス ムーンシャトル』公式サイト(北米向け)”. ハムスター. 2024年10月5日閲覧。
- ^ “PlayStation 4版『アーケードアーカイブス ムーンシャトル』公式サイト(欧州向け)”. ハムスター. 2024年10月5日閲覧。
- ^ Moon Shuttle. Taito America. p. 14
- ^ "Registration record PA0000115023 (Moon shuttle. - Nihon Bussan Company, Ltd.)". The Copyright Public Records System (英語). U.S. Copyright Office. 30 July 1981. 2024年10月5日閲覧。
- ^ 「オペレーターの協組で日本初の快挙 大盛況の「大レ協展」協組設立1周年記念パーティーもなごやかに」『ゲームマシン』第169号(アミューズメント通信社)1981年7月15日、10面。オリジナルの2020年2月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ Jack Yarwood (2024年10月2日). “Nichibutsu's 1981 Space Shooter 'Moon Shuttle' Is This Week's Arcade Archives Release”. Time Extension. Hookshot Media. 2024年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月5日閲覧。
- ^ 「ニチブツシューティングリスト」『シューティングゲームサイド』Vol.11、マイクロマガジン社、2015年2月7日、29頁、ISBN 978-4896374940。
- ^ Moon Shuttle. Taito America. p. 12
- ^ 日本物産「ムーンシャトル 新発売!(新聞広告)」『ゲームマシン』第168号(アミューズメント通信社)1981年7月15日、25面。オリジナルの2019年12月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ 濱田倫; フジタ (2024年10月3日). メテオステージについて(第501回 アーケードアーカイバー ムーンシャトルスペシャル!). ハムスター. 該当時間: 3:00:33-3:02:55. 2024年10月5日閲覧。
- ^ Moon Shuttle. Taito America. p. 2
- ^ a b 濱田倫; フジタ (2024年10月3日). バージョンについて(第501回 アーケードアーカイバー ムーンシャトルスペシャル!). ハムスター. 該当時間: 2:49:01-2:54:05. 2024年10月5日閲覧。