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デスマトケリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デスマトケリス
Desmatochelys padillai
地質時代
白亜紀
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
: カメ目 Testudines
亜目 : 潜頸亜目 Cryptodira
上科 : ウミガメ上科 Chelonioidea
: プロトステガ科 Protostegidae
: デスマトケリス属 Desmatochelys
学名
Desmatochelys
Williston 1894
  • D. lowi

デスマトケリス (Desmatochelys )は、中生代白亜紀の約9,000万年前に生息していたカメの絶滅した爬虫綱 - カメ目 - ウミガメ上科 - プロトステガ科に属する。

形態

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甲長約110センチメートル、頭骨長は20センチメートル以上と大型のウミガメ。頭骨は比較的大きく、部は頑丈な構造であった。他のプロトステガ科と同様全体的に甲羅は退化傾向にあるが、特に腹甲の退縮は著しい[1]

分布

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化石北アメリカ大陸日本などからが産出している。うち、日本においては北海道夕張市南部を流れる夕張川支流、パンケモユウパロ川沿いの蝦夷層群からDesmatochelys lowiの身体の前半分の化石が発見されている[2]。白亜紀のウミガメは分布が比較的狭い地域に限られているものも少なくないが、デスマトケリスは広い範囲に分布していたとされる[3]

脚注

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  1. ^ 平山廉 2006, p. 141.
  2. ^ 平山廉 2006, pp. 140–141.
  3. ^ 平山廉 2006, pp. 141–142.

参考文献

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  • 平山廉『カメのきた道 甲羅に秘められた2億年の生命進化』日本放送出版協会NHKブックス〉、2006年。ISBN 978-4-14-091095-5 

関連項目

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  • ウミガメ
  • アーケロン - 白亜紀後期に生息したウミガメ。既知で最大のウミガメとされる。デスマトケリスと同じプロトステガ科に属する。
  • サンタナケリス - 白亜紀中期に生息した、既知で最古のウミガメ。プロトステガ科。
  • アノマロケリス - 蝦夷層群から発見された大型の陸生カメ。

外部リンク

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