ティヴォリ・シュターディオン

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Tivoli Stadion Tirol
地図
概要
旧名称 Tivoli-Neu
所在地 インスブルック, オーストリア
座標 北緯47度15分21秒 東経11度24分39秒 / 北緯47.25583度 東経11.41083度 / 47.25583; 11.41083座標: 北緯47度15分21秒 東経11度24分39秒 / 北緯47.25583度 東経11.41083度 / 47.25583; 11.41083
座席数 16,008[1]
会場寸法 105 x 68 m
建設
建設 2000
開業 2000年9月8日
利用
FCヴァッカー・インスブルック
スヴァルコ・レイダーズ・チロルドイツ語版
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ティヴォリ・シュターディオンTivoli-Stadion)は、オーストリアチロル州の州都インスブルック市にあるスタジアム。

概要[編集]

オーストリアの建築家アルベルト・ヴィンマー(Albert Wimmer)の設計で2000年に完成。オーストリアで最もモダンなサッカー専用スタジアムの一つ。収容人数は30,000人。オーストリア・ブンデスリーガに属するFCヴァッカー・インスブルック(FC Wacker Innsbruck)、そしてオーストリア・フットボールリーグドイツ語版に所属するスヴァルコ・レイダーズ・チロルドイツ語版の本拠地である。

元々は収容人数17,400人のスタジアムであったが、UEFA EURO 2008に向けて2005年より拡大され、2007年11月に拡大工事が終了した。

スタジアム内にはFCヴァッカー・インスブルックのオフィスやロッカールーム、メディカルルーム等以外にも、チロル州サッカー協会のオフィスやインスブルッカーACのロッカールーム、各種リハビリ施設、レストラン、スポーツショップ、現地企業のオフィス、地下駐車場等も併設されている。

またティヴォリ・シュターディオンは小規模ながらスポーツコンプレックスの体裁をとっており、スタジアム内にはインドア・ロッククライミング施設やフィットネスセンターが、周辺には4面のサッカー場が併設されており、FCヴァッカー・インスブルックのトレーニング等も行われている。

オーストリアA代表チームはこのスタジアムでリヒテンシュタイン代表ベラルーシ代表ルクセンブルク代表スイス代表コートジボワール代表と対戦、全ての試合で勝利を収めており、オーストリアA代表チームにとって最も相性の良いスタジアムと言われている。

また、ザルツブルクのサッカー専用スタジアムレッドブル・アレーナと同様、ピッチ上の選手とスタンドで観戦するサポーターの距離が非常に近いことでも知られる。

当スタジアムでは多くの国際親善試合が例年行われており、2018年6月12日には2018 FIFAワールドカップに向けて近郊のゼーフェルトで合宿を行った日本A代表パラグアイA代表と対戦。ワールドカップ前最後となったこの親善試合で日本代表が4-2で勝利し、西野朗代表監督就任後初の勝利となった[2]

脚注[編集]

  1. ^ FC Wacker Innsbruck - Tivoli Stadion Tirol”. 2022年5月9日閲覧。
  2. ^ SAMURAI BLUE、パラグアイに4-2勝利で西野体制初白星 ~乾選手が2得点~ JFA公式サイト. 2018.6.13付、2018年6月21日閲覧

外部リンク[編集]