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ジェイソン・アーロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jason Aaron
生誕 1973年
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 アラバマ州ジャスパー英語版
公式サイト https://jasoneaaron.blogspot.com/
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ジェイソン・アーロン(Jason Aaron, 1973年 - )は、アメリカ合衆国のコミックのライターである。

ソー』、『ジ・アザー・サイド英語版』、『スカルプド英語版』、『ゴーストライダー』、『ウルヴァリン英語版』、『パニッシャーMAX英語版』などで知られている。2016年初頭時点ではマーベルの『マイティ・ソー』、『ドクター・ストレンジ』、『スター・ウォーズ』、イメージの『サザン・バスターズ』、『ザ・ゴッドダムド』のライターを務めている。

生い立ち

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アラバマ州ジャスパー英語版で生まれる[1][2][3]。従兄弟は映画『フルメタル・ジャケット』の原作となった同名の半自伝的小説を執筆したグスタフ・ハスフォードであり、アーロンは大きな影響を受けた。アーロンは子供の頃からコミックの脚本家を目指しており、父親からは懐疑的に思われていたが、母親は彼にコミックを買い与え、彼は現在でもその当時のコミックのいくつかを所有し続けている[4]

シェルビー郡高等学校英語版を卒業後、アラバマ大学バーミングハム校英語版に通い、英語のBAを取得して卒業した[5]

キャリア

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アーロンのキャリアは2001年にマーベル・コミックの才能発掘コンテストで8ページに及ぶウルヴァリンのバックアップストーリーを描いて勝ったことで始まった。『ウルヴァリン』第175号(2002年6月)に載せられたそのストーリーはそれ以降、編集部にアイデアを売り込む機会を彼に与えた[4]

2006年、アーロンはDCコミックスのインプリントであるヴァーティゴ英語版でベトナム戦争のストーリーである『ジ・アザー・サイド英語版』を発表し[4]アイズナー賞ミニシリーズ部門にノミネートされた[6]。アーロンはこれを業界入りした「第二期」であるとみなしている[4][7]。これに続いてヴァーティゴはアーロンに他のアイデアを実現させ、彼はインディアンを描いた『スカルプド英語版』を執筆し、R・M・グエラ英語版が作画を担当した[4][7][8]

2007年にアーロンはトップ・カウ・プロダクションで『リップクロウ英語版: パイロット・シーズン英語版』を執筆した[9]。同年末、『ジ・アサー・サイド』と『スカルプド』に感銘を受けたマーベル編集部のアクセル・アロンソ英語版は『ウルヴァリン』と『ブラックパンサー』に起用し、さらに後に『ゴーストライダー』も担当させることとなった。『ブラックパンサー』は2009年のクロスオーバー「シークレット・インベージョン」とのタイインを担当した[10]

2008年1月、アーロンは『スカルプド』を続けるという条件でマーベルとの独占契約を交わした[10][11]。7月後半に彼は『ジョーカーズ・アサイラム』のペンギンの号を執筆した[12][13]

2007年に『ウルヴァリン』を4号担当した後、アーロンは映画『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』に併せて立ち上げたれたオンゴーイングシリーズ『ウルヴァリン: ウェポンX英語版』で同キャラクターに復帰した。アーロンは「『ウルヴァリン: ウェポンX』で我々はアークからアークへ混ぜ合わせようとするので、最初のアークは典型的なブラックオプスのストーリーとなるが、第2のアークは全く別のものへジャンプする」とコメントした[14]。2010年、シリーズはタイトルを単に『ウルヴァリン』と変更してリランチされた[15]。彼はこれに続き、2011年にリランチされた『インクレディブル・ハルク英語版[16]と2012年にリランチされた『ソー: ゴッド・オブ・サンダー』も担当した[17]。2014年にはマイク・デオダート作画のリミテッドシリーズ『オリジナル・シン英語版』を執筆した[18]。また『ソー』では女性のソーを登場させ、再度リランチした後も脚本を担当した。

2015年からは『新たなる希望』と『帝国の逆襲』の間の出来事を描いた『スター・ウォーズ』のコミックで脚本を務めている

私生活

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2000年に映画『X-メン』の公開翌日にカンザス州カンザスシティに移住している[4]

アーロンは南部バプテストとして育ったが、無神論者に転向している[19]

受賞とノミネート

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  • ノミネート: 2007年アイズナー賞ミニシリーズ部門 - The Other Side.[6]
  • ノミネート: 2015年アイズナー賞ライター部門 - Southern BastardsOriginal SinThorMen of Wrath
  • ノミネート: 2015年アイズナー賞連続シリーズ部門 - Southern Bastards.
  • 受賞: 2015年ハーベイ賞新シリーズ部門 - Southern Bastards.
  • ノミネート: 2015年ハーベイ賞ライター部門 - Southern Bastards.

ビブリオグラフィ

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DCコミックス/ヴァーティゴ

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マーベル・コミック

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イメージ・コミック

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その他の出版社

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参考文献

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  1. ^ Keily, Karl (April 8, 2011). “WC11: Aaron Gets Scalped”. Comic Book Resources. November 4, 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。April 8, 2011閲覧。
  2. ^ Rogers, Vaneta (April 7, 2009). “Behind the Page – Wolverine: Weapon X's Jason Aaron”. Newsarama. November 9, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。April 7, 2009閲覧。
  3. ^ Aaron, Jason (n.d.). “About”. Blogger. November 9, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。July 1, 2013閲覧。
  4. ^ a b c d e f Avengers vs. X-Men: War Journals: Ep. 3 Jason Aaron Origins”. MTV (May 17, 2012). August 9, 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。May 17, 2012閲覧。
  5. ^ From Hueytown to Krypton: Creators with Alabama ties have made it big in comic book industry”. The Birmingham News. Alabama Media Group (January 23, 2014). April 14, 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。April 7, 2015閲覧。
  6. ^ a b 2007 Will Eisner Comic Industry Awards”. Hahn Library Comic Book Awards Almanac (n.d.). September 21, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。June 13, 2012閲覧。
  7. ^ a b Aaron, Jason (September 8, 2010). “Where The Hell Am I”. Comic Book Resources. October 1, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。September 8, 2010閲覧。
  8. ^ Cowsill, Alan; Dolan, Hannah, ed. (2010). “2000s”. DC Comics Year By Year A Visual Chronicle. Dorling Kindersley. p. 329. ISBN 978-0-7566-6742-9. "Writer Jason Aaron and artist R. M. Guéra mixed crime and Native American culture in Scalped...Scalped remains a brutal noir thriller that is not scared to reflect the grim reality of life for many modern-day Native Americans." 
  9. ^ a b Furey, Emmett (August 9, 2007). “Top Cow's Pilot Season with Rob Levin and Jason Aaron”. Comic Book Resources. September 30, 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。August 9, 2007閲覧。
  10. ^ a b Rogers, Vaneta (January 18, 2008). “Jason Aaron signs exclusive with Marvel”. Newsarama. August 11, 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。January 18, 2008閲覧。
  11. ^ Aaron, Jason (January 18, 2008). “I'm now Marvel exclusive”. BlogSpot. November 9, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。January 18, 2008閲覧。
  12. ^ Renaud, Jeffrey (June 24, 2008). “The Joker’s Asylum, Part II: The Penguin”. Comic Book Resources. November 6, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。June 24, 2008閲覧。
  13. ^ Arrant, Chris (July 1, 2008). “Going Inside the Penguin with Jason Aaron”. Newsarama. November 9, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。July 1, 2008閲覧。
  14. ^ Powers, Nicole (April 29, 2009). “Jason Aaron: Wolverine: Weapon X”. SuicideGirls.com. April 29, 2009閲覧。
  15. ^ Manning, Shaun (April 18, 2010). “C2E2: X-Men Panel”. Comic Book Resources. June 17, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。June 1, 2010閲覧。
  16. ^ Johnston, Rich (October 25, 2011). “Advance Review: The Incredible Hulk #1 by Jason Aaron and Marc Silvestri”. BleedingCool.com. February 3, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。November 10, 2013閲覧。
  17. ^ Ching, Albert (August 7, 2012). “Past, Present & Future Thor Star in Aaron's God of Thunder”. Newsarama. November 10, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。November 10, 2013閲覧。
  18. ^ Sunu, Steve (February 19, 2014). “Aaron Uncovers Original Sin For Marvel”. Comic Book Resources. May 6, 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。February 19, 2014閲覧。
  19. ^ War Rocket Ajax #138: Jason Aaron Talks Thor: God Of Thunder”. Comics Alliance (December 3, 2012). August 25, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。December 3, 2012閲覧。

外部リンク

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インタビュー

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先代
ジェフ・ローブ
ウルヴァリン』のライター
2007年
次代
マーク・グッゲンハイム
先代
マーク・グッゲンハイム
『ウルヴァリン』のライター
2008年
次代
マーク・ミラー
先代
マーク・ミラー
『ウルヴァリン』のライター
2009年 - 2012年
次代
カレン・バン英語版
先代
グレッグ・パク英語版
(『インクレディブル・ハルクス』)
インクレディブル・ハルク英語版』のライター
2011年 - 2012年
次代
マーク・ウェイド英語版
(『インデストラクト・ハルク』)
先代
マット・フラクション英語版
ソー』のライター
2012年 - 現在
次代
担当中