イヴリン・モリアーティ

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イヴリン・モリアーティ
Evelyn Moriarty
生年月日 (1926-11-16) 1926年11月16日
没年月日 (2008-05-20) 2008年5月20日(81歳没)
出生地 マサチューセッツ州チコピー
死没地 カリフォルニア州ロサンゼルス
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 女優
ジャンル 映画
活動期間 1940年代 - 2000年代
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イヴリン・モリアーティ(Evelyn Moriarty、1926年11月16日 - 2008年5月20日)は、最も有名なマリリン・モンロースタンドインとして知られるアメリカ合衆国女優マサチューセッツ州チコピーに生まれ、カリフォルニア州ロサンゼルスに没した。

経歴[編集]

イヴリン・モリアーティは、1940年代末からエキストラとしてハリウッドで働き始めた。しわがれ声であったために、クレジットタイトルに載るような役を得ることはほとんどできなかった[1]。『素晴らしき哉、人生!』や『サムソンとデリラ』にも、端役で姿を見せていた。

1960年20世紀フォックスのスタジオでマリリン・モンローに見いだされ、以降、モンローのスタンドインとして働くようになった。モリアーティは、『恋をしましょう』と『荒馬と女』、そして未完成に終わった『女房は生きていた』などでモンローのスタンドインを務めた。これら3作では、モンローの代役としても画面に写り込んでいる。モリアーティは、モンローと、同僚としても親しい関係にあった[1]

マリリン・モンローの死後、モリアーティはおもにアン=マーグレットバーバラ・イーデンのスタンドインを務めた。この頃、女優としては、テレビドラマ弁護士ペリー・メイスン』シリーズのいくつかのエピソードに出演するなどしていた。

1990年代以降は、マリリン・モンローを主題としたドキュメンタリー映画Marilyn Monroe – Eine sterbliche Göttin』(1996年:「Biography」シリーズの一作)、『Marilyn Monroe: The Final Days』(2001年)、『LEGENDEN Marilyn Monroe』(2001年:ドイツ公共放送連盟 (ARD))[2][3]などに出演した。

晩年は、ハリウッド・スターたちが出資するロサンゼルス介護老人福祉施設で、車椅子にたよる生活を送っていた。最期は、パーキンソン病由来の肺炎により死去した。彼女は年齢を尋ねられてもはっきりと答えることはなく、いつも「マリリンと同じくらいの歳よ」と答えていたという[1]

本人の遺志により、遺灰は2008年5月28日にカリフォルニア州ロサンゼルスのウエストウッド・ヴィレッジ・メモリアルパーク墓地の、モンローも葬られている納骨堂Corridor of Memories」に安置された[1]

脚注[編集]

外部リンク[編集]