アニャ・レヒナー
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アニャ・レヒナー(Anja Lechner)は、1961年生まれのドイツ、カッセル生まれのチェリスト[1][2]。クラシック音楽の技術を基本にしながら、ジャズやタンゴ、即興演奏などジャンルを超えた活動で知られ、国外の様々なミュージシャンと共演している。
経歴
[編集]9歳でチェロをはじめる。12歳のときには、音楽家として生きる明確な意思をもっていた、とインタビューで答えている。 スイスでハインリヒ・シフに、アメリカでヤーノシュ・シュタルケルに師事する[2]。
1992~2009年の間、創設者の一人としてロザムンデ四重奏団で活動する[2]。レヒナーはここでの活動と経験を、ハインリヒ・シフやヤーノシュ・シュタルケルにつづく第三の教師と呼んでいる。ロザムンデ四重奏団は2009年に解散。
レヒナーは世界各地に音楽を共につくるパートナーがいて、彼らと長期にわたりアルバム制作やツアーを行なってきた。フランスの作曲家でジャズ・ピアニストのフランソワ・クチュリエ(1950年~)、アルゼンチンのバンドネオン奏者ディノ・サルーシ、ウクライナの作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937年~)、アルメニアの作曲家ティグラン・マンスリアン(1937年~)、エストニアの作曲家トヌ・コルヴィッツ(1969年~)、アルゼンチンのギター奏者パブロ・マルケスなど多数[2]。
主なディスコグラフィー
[編集]- ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉(2001年、ECM)
- 『レッジェーロ、ペザンテ(leggiero, pesante:軽い、重い)』(ヴァレンティン・シルヴェストロフ作曲、2001年、ECM):グラミー賞にノミネート
- Chants, Hymns and Dances(ゲオルギイ・グルジエフ作曲他、2003年、ECM):ギリシアのピアニスト・作曲家のヴァシリス・ツァブロプーロスとの録音。
- String Quartets(ティグラン・マンスリアン作曲、2005年、ECM)
- Ojos Negros(ディノ・サルーシとの共演、2007年、ECM)
- Navidad De Los Andes(ディノ・サルーシとの共演、2011年、ECM)
- Moderato Cantabile(フランソワ・クチュリエとの共演、2014年、ECM)
- Quasi Parlando(ティグラン・マンスリアン作曲、2014年、ECM)
- ミラー~コルヴィッツ作品集(2016年、ECM)
- Nuit Blanche(Tarkovsky Quartet、2017、ECM)
- Hieroglyphen der Nacht(夜のヒエログリフ、2017年、ECM)
- 『シューベルト:夜』(2018年、ECM)
DVD
- El Encuentro(出会い、2012年、ECM):アルゼンチンのディノ・サルーシをレヒナーが訪ねたときのドキュメンタリー
外部リンク
[編集]- アニャ・レヒナー公式ホームページ
- ECM Recordsのアーティストページ
- Spotifyアーティストページ<Anja Lechner>
- アニャ・レヒナー、インタビュー記事(日本語)
- YouTubeのPV
脚注
[編集]- ^ “EMC Records biography”. 2020年3月18日閲覧。
- ^ a b c d “All Music/Artist Biography by James Manheim”. 2020年3月22日閲覧。