ぬきてるみ

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ぬき てるみ
基本情報
本名 貫 輝美
階級 スーパーフライ級
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1988-09-25) 1988年9月25日(35歳)
出身地 大阪府大阪市
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 19
勝ち 14
KO勝ち 10
敗け 5
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ぬき てるみ1988年9月25日 - )は、日本プロボクサー。本名及び旧リングネームは貫 輝美(読み同じ)。真正ボクシングジム所属。第6代OPBF女子東洋太平洋スーパーフライ級王者。現WBOアジアパシフィックバンタム級王者。大阪府大阪市出身。

来歴[編集]

2013年4月7日、井岡弘樹ボクシングジム所属として大阪府立体育会館(ボディメーカーコロシアム)にて廣岡魅速輝戦でデビューし、判定勝利。

8月10日、アゼリア大正にて北脇絵美に判定勝利。

12月21日、福岡市九電記念体育館にて池田綾乃に2回KO勝利。

2014年7月20日、福田香奈に1回TKO勝利。

11月9日、カイ・ジョンソンを迎え撃ち、判定勝利。

12月31日、ペットルークソー・ソープライトーン(タイ王国の旗 タイ)に1回KO勝利。

2015年4月3日、初のタイトル挑戦として小澤瑶生との東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦に挑むが、1-2の判定で初黒星を喫した[1]。この試合よりリングネームを本名の「貫輝美」から平仮名表記の「ぬきてるみ」に変えた。

11月22日、タンピップ・シットサイトーン(タイ王国の旗 タイ)と対戦し6回TKOで再起成功。

2016年10月9日、インティダー・コーアディソン(タイ王国の旗 タイ)と対戦し2回TKO勝利。

2017年4月22日、大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪。以下エディオン)にて小澤瑶生が世界挑戦のため返上し空位となった東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦として、かつて高野人母美と東洋太平洋スーパーバンタム級王座を争ったノーンブア・ルークプライアリー(タイ王国の旗 タイ)に3回TKOで勝利し初のタイトル獲得[2]

7月8日、メキシコ・サパポンにてマリアナ・フアレスが持つWBC女子世界バンタム級王座に挑戦するが、0-3判定で敗れ初の世界王座挑戦は失敗に終わった[3]

2018年2月17日、アルゼンチン・ネウケン州クトラルコにてデボラ・ディオニシウスが持つIBF女子世界スーパーフライ級王座に挑戦するが、0-3判定でまたしても世界王座挑戦は失敗に終わった[4]

5月26日、エディオンにてワッサナ・カームデー(タイ王国の旗 タイ)と対戦し、3回KOで再起成功。

8月11日、メキシコシティにてマリアナ・フアレスが持つWBC女子世界バンタム級王座に再度挑戦するが、0-3判定で返り討ちにされる[5]

2019年5月3日、エディオンにて元WBC女子世界ライトフライ級暫定王者のノンムアイ・ゴーキャットジムと対戦し、3回KOで再起成功。

2021年9月19日、元なでしこリーガーの佐山万里菜と対戦し、3-0判定で勝利。

2022年4月12日、自身初となる後楽園ホールにて世界選手権日本代表歴を有するアマチュアエリートの晝田瑞希と対戦[6]。7回に2度ダウンを奪うも及ばず0-3(74-76、73-77×2)判定で敗れる[7]。この試合後、保持していた東洋太平洋王座は空位になった。

2022年6月6日付で真正ジムに移籍[8]

2023年4月15日、エディオンにて移籍初戦としてミュン・ユン・リーと対戦[9]。4回TKOで勝利[10]

2024年1月12日、後楽園での『フェニックスバトル109』にてモニカ・シングとWBO女子アジアパシフィックバンタム級王座決定戦を行い[11]、6回TKOで王座獲得[12]

2024年6月9日、アリーナ立川立飛にてOPBF女子東洋太平洋スーパーバンタム級王者の菊池真琴を相手に王座初防衛戦を予定[13]

戦績[編集]

  • プロボクシング:19戦 14勝 10KO 5敗

タイトル[編集]

  • 第6代OPBF女子東洋太平洋スーパーフライ級王座(防衛0=返上)
  • 第3代WBO女子アジアパシフィックバンタム級王座

脚注[編集]

  1. ^ “女子の小澤瑶生がOPBFタイトル獲得”. Boxing News(ボクシング・ニュース). (2015年4月4日). http://boxingnews.jp/news/24486/ 2017年5月9日閲覧。 
  2. ^ “大石豊がOPBF王座陥落、9点差リード守れず”. Boxing News(ボクシング・ニュース). (2017年4月23日). http://boxingnews.jp/news/46900/ 2017年5月9日閲覧。 
  3. ^ “ぬきてるみ世界初挑戦失敗、フアレスに判定負け”. BOXING NEWS. (2017年7月9日). https://boxingnews.jp/news/49318/ 2022年3月23日閲覧。 
  4. ^ “ぬきてるみ世界王座獲得ならず、IBF女子S・フライ級”. BOXING NEWS. (2018年2月18日). https://boxingnews.jp/news/55726/ 2022年3月23日閲覧。 
  5. ^ “ぬきてるみ奮闘及ばず WBC女子バンタム級戦”. BOXING NEWS. (2018年8月12日). https://boxingnews.jp/news/60135/ 2022年3月23日閲覧。 
  6. ^ “晝田瑞希の2戦目が決定!”. ボクシングモバイル. (2022年3月22日). https://boxmob.jp/sp/news/index.html?nid=28358&n=1 2022年3月23日閲覧。 
  7. ^ “入江のライバル晝田は2度ダウンもプロ2連勝”. Sponichi Annex. (2022年4月12日). https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2022/04/12/kiji/20220412s00021000527000c.html 
  8. ^ ジム所属変更”. 一般財団法人日本ボクシングコミッション. 2022年6月21日閲覧。
  9. ^ 真正ボクシングジム [@shinseiboxinggym] (2023年3月6日). "【興行のお知らせ📣】". Instagramより2023年3月6日閲覧
  10. ^ “赤林檎が日本女子バンタム級王座獲得 山中菫は初防衛 53歳“レジェンド”池山直が引退式”. ボクシング・ニュース. (2023年4月15日). https://boxingnews.jp/news/98425/ 2023年4月16日閲覧。 
  11. ^ “【ボクシング】24年1月12日、女子世界3大タイトル戦決定 大橋ジム興行フェニックスバトル”. 日刊スポーツ. (2023年11月29日). https://www.nikkansports.com/battle/news/202311290000354.html 
  12. ^ “山中菫が兄妹世界王者に IBFアトム級王座獲得 岩川美花との熱戦制す”. BOXING NEWS(ボクシング・ニュース). (2024年1月12日). https://boxingnews.jp/news/105413/ 2024年1月13日閲覧。 
  13. ^ 菊池真琴 [@Makoto_Kikuchi1] (2024年4月10日). "2024,6,9(日)アリーナ立川立飛 13:00〜". X(旧Twitter)より2024年4月11日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

空位
前タイトル保持者
小澤瑶生
第6代OPBF女子東洋太平洋スーパーフライ級王者

2017年4月22日 - 2022年4月(返上)

次王者
N/A
空位
前タイトル保持者
赤林檎
第3代WBO女子アジアパシフィックバンタム級王者

2024年1月12日 - 現在

次王者
N/A