THE SWINGIN' SIXTIES

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
THE SWINGIN’ SIXTIES
the brilliant greenカバー・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル ワーナーミュージック・ジャパン
チャート最高順位
  • 週間18位(オリコン
  • デイリー7位(オリコン)
the brilliant green アルバム 年表
BLACKOUT
2010年
THE SWINGIN' SIXTIES
2014年
テンプレートを表示

THE SWINGIN' SIXTIES』(ザ・スウィンギン・シックスティーズ)は、日本のバンドthe brilliant greenセルフカバー・アルバムである。初回プレス版のみ7inch紙ジャケット仕様[1]

概要[編集]

60年代をテーマに、過去にリリースをしたシングル作品をアンプラグド風味のアレンジにした上で、新曲「A Little World」を収録したセルフカバーアルバムである[1][2]

元々は、2013年に企画された川瀬智子デビュー15周年企画の一環として、Tommy february6、Tommy heavenly6のアルバムのリリースに続いて、the brilliant greenとしてオリジナルアルバムをリリースする予定だった。しかし、Tommy heavenly6のアルバム「TOMMY ♡ ICE CREAM HEAVEN ♡ FOREVER」の制作に遅れが生じたため、オリジナルアルバムへの仕切り直しの意味を込めて本作が制作された[1][3]

レコード会社側からセルフカバーを提案された川瀬は、「セルフカバーは一番やりたくなかった」と心情を吐露しており、かつて予算と時間をふんだんに使い完璧な状態に仕上げた当時の楽曲を今リメイクすることで、楽曲のイメージが当時よりチープな印象になることに抵抗を持ち、何度もレコード会社スタッフに制作中止する話し合いを設けたと述べている。しかし、スタッフ側からTommy february6とTommy heavenly6しか聴いていないライトファンに改めてthe brilliant greenの存在を紹介し、オリジナルアルバムをリリースする流れが一番自然と説得されたという[1][3]

ジャケットデザインは、イラストレーターのFOXY illustrationsが手がけている。川瀬によると、元々FOXY illustrationsにはイラストのみオーダーするつもりだったが、デザイン自体をオーダーすると快諾したという[2]。また、楽曲のアレンジに関しては、作曲担当の奥田が60年代をテーマに、ライブ感のある音像にしつつカントリーミュージックブルーグラスのテイストを取り入れたと解説[4]マスタリングスティーブン・マーカソンが担当している[5]

収録曲[編集]

全作詞:川瀬智子、作曲・編曲: 奥田俊作(11のみ作詞:JJ、川瀬智子)

  1. There will be love there 〜愛のある場所〜
  2. 冷たい花
  3. You & I
  4. Rock'n Roll
  5. Hello Another Way -それぞれの場所-
  6. Stand by me
  7. Bye Bye Mr.Mug
  8. そのスピードで
  9. Blue Daisy
  10. 長いため息のように
  11. A Little World

DVD[編集]

  1. A Little World (Day & Night ver.)
    購入者特典用にタワーレコードなど一部店舗で配布した、新曲プローモーションビデオを収録したDVD[6]。ワーナーミュージック・ジャパンの公式YouTubeチャンネルで配信されているものとは違うバージョンを収録。なお、川瀬によると、元々今作はPV自体撮影する予定はなくメイキングムービーを撮るのみだったが、実際には予想より多く予算が出されたのでリップシンクなど使える素材を撮影・編集しPVにしたという[7]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d “the brilliant green、セルフカバーベストの新たなサウンドを全曲試聴”. BARKS. (2014年7月9日). オリジナルの2014年7月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140717032216/http://www.barks.jp/news/?id=1000105498 
  2. ^ a b the brilliant green WEB INTERVIEW”. VANITYmix. 2014年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月25日閲覧。
  3. ^ a b the brilliant green「THE SWINGIN' SIXTIES」インタビュー”. 音楽ナタリー. 2014年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月25日閲覧。
  4. ^ LINER NOTES by shunsaku okuda”. THE SWINGIN' SIXTIES 特設ページ. the brilliant green Official Site. 2015年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月25日閲覧。
  5. ^ “the brilliant green、表舞台は川瀬智子のみ”. BARKS. (2014年6月5日). オリジナルの2014年7月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140714125736/http://www.barks.jp/news/?id=1000104248 
  6. ^ INFORMATION”. the brilliant green. 2014年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月7日閲覧。
  7. ^ https://live.nicovideo.jp/watch/lv185391278 2014年7月25日 ニコニコ生放送 - the brilliant green アルバム発売記念特番内での川瀬の発言

外部リンク[編集]