Arent

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株式会社Arent
Arent Inc.
種類 株式会社
市場情報
東証グロース 5254
2023年3月28日上場
本社所在地 日本の旗 日本
104-0032
東京都港区八丁堀2-7-19
KDX浜松町ビル3階
設立 2012年7月2日
業種 サービス業
法人番号 7080401018908 ウィキデータを編集
事業内容 DXコンサルティング及び新規事業創出、自社プロダクトの開発・販売
代表者
  • 代表取締役 鴨林広軌
  • 代表取締役 佐海文隆
資本金 4億2873万円
売上高 連結20億22百万円(2023年6月期)
経常利益 連結417百万円(2023年6月期)
純利益 連結317百万円(2023年6月期)
純資産 連結34億66百万円(2023年6月)
総資産 連結45億19百万円(2023年6月)
従業員数
  • 単体68名(2023年6月)
  • 連結61名(2023年6月)
決算期 6月30日
外部リンク arent.co.jp ウィキデータを編集
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株式会社Arent(アレント、: Arent Inc.)は、東京都中央区に本社を置く日本企業。建設業界向けにDXコンサルティングを行い、システム開発から事業化までをクライアント企業と共に行う「プロダクト共創開発」、クライアント企業と生みだしたプロダクトを販売する「共創プロダクト販売」、自社プロダクトの開発・販売を行う「自社プロダクト」の3セグメントで事業展開している。

概要[編集]

2012年7月創業。 「暗黙知を民主化する。」をミッションに掲げる。

業務効率化(コストカット)ではなく、売上をつくるDXを行うのが特徴。日本企業が持つコア技術を見極め、システム化し、新規事業創出(システム化したプロダクトを販売する)するまでをクライアント企業と共に行う。

こういった暗黙知や職人のノウハウは、鴨林、佐海を中心とした高度な数学力を持つメンバーが、専門家の知識やノウハウをルール化し、アルゴリズムに落とし込み、データ処理することで可能にしている。

社名[編集]

社名は、20世紀の卓越した思想家ハンナ・アーレント氏に由来。

「労働」に塗りつぶされるな、人間の本質は創造的な「仕事」と「活動」にある。彼女のそんな力強い主張は、自律型CADを開発する我々Arentの思いと深く通じあいます。また、ロゴマークは、「仕事」「活動」「労働」の理想のアンバランスを表現しています。

沿革[編集]

  • 2012年
    • 7月 - 佐海文隆が前身となる株式会社CFlatを創業
  • 2015年
    • 7月 - 鴨林広軌が株式会社CFlatに取締役として参画
  • 2018年
    • 8月 - 鴨林広軌が株式会社CFlatの代表取締役社長に就任
  • 2019年
    • 7月 - 株式会社CFlatと株式会社アストロテックソフトウェアデザインスタジオが合併
  • 2020年
    • 6月- 株式会社Arentへ社名変更しリブランディング
    • 7月 - シリーズBの資金調達を実施(JFEエンジニアリング株式会社と東京センチュリー株式会社が設立した共同投資ビークル「J&TC Frontier」より出資)
    • 8月 - 株式会社PlantStreamを設立( 千代田化工建設株式会社とジョイントベンチャー )
    • 9月 - PlantStream®(プラントエンジニアリングにおける空間⾃動設計機能(配管、⼟⽊・建 築、電気・計装設計向けの⾃動ルーティング)を備えた3D CADソフトウェア)を発表
  • 2021年
    • 3月 - 浜松市「浜松市ファンドサポート事業」に採択
    • 4月 - 株式会社VestOneを設立(日清紡ホールディングスより1億円を調達)
    • 7月 - 中小企業庁による、ものづくり補助金1億円の採択が決定
    • 10月 - 日揮ホールディングス株式会社に最先端の3次元テクノロジー「INTEGNANCE VR」を提供
    • 11月 -シリーズCの資金調達を実施( SBIインベストメントをリード投資家とし、新規投資家を引受先とした合計12億円の第三者割当増資の実施を発表)
    • 11月 - みずほ銀行及びりそな銀行などの金融機関から合計約7億円の融資
  • 2022年
    • 2月 - JR東日本スタートアップ株式会社が主催する「STARTUP PITCH#3」において、協業企業に採択
    • 4月 - 建設業界向け自動配筋アプリ「LightningBIM 自動配筋」をリリース
    • 9月 - マイクロソフト社のスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択
    • 10月- 新CROに三木武人が就任
  • 2023年
    • 3月 - 東京証券取引所グロース市場へ上場。
    • 6月 - 経済産業省発行「2023年版ものづくり白書」に日本のDX成功例として掲載
  • 2024年
    • 1月 - Revitのファミリデータをクラウド上で一元管理可能なアプリ『Lightning BIM ファミリ管理』をリリース
    • 3月 - 高砂熱学工業株式会社と業務プロセスを変革する9つのSaaSを連携したプラットフォーム「PLANETSー開発コードネームー」の共同開発を発表

アワード[編集]

  • 2020年11月 - 「Mizuho Innovation Award」受賞
  • 2021年7月 - 「エンジニアリング奨励特別賞」受賞
  • 2021年12月 - 「東京ベンチャー企業選手権大会2021 優秀賞」受賞
  • 2022年11月 - 「Forbes JAPAN 200 SUPERSTAR ENTREPRENEURS」に選出
  • 2023年2月 - 「インフラDX大賞 国土交通大臣賞」受賞
  • 2023年6月 - 「日本DX大賞BX(ビジネストランスフォーメーション)部門 特別賞」受賞

拠点情報[編集]

  • 東京オフィス(本社): 東京都港区浜松町2丁目7番19号 KDX浜松町ビル3階
  • 浜松オフィス: 静岡県浜松市中区常盤町145-1大樹生命浜松ビル306

外部リンク[編集]