A列車で行こう2001
A列車で行こう2001(Aれっしゃでいこう2001)は、2001年3月8日にアートディンクから発売された、PlayStation 2用ゲームソフトである。
概要[編集]
基本的なゲームシステムは前作『A列車で行こう6』を踏襲しており、プレイヤーは鉄道を建設して産業を誘致し、都市を発展させていくことが目的となる。PlayStation BB Unitに対応しており、車両データを追加したり、セーブデータを複数保存できるほか、プレイヤーが発展させた都市をスナップショット機能を使って撮影することができる。また、ゲームの操作方法や進め方、遊び方が分かるチュートリアル機能がある。他にも、線路の敷設の際に直線や曲線などのパーツを組み合わせ、簡単に敷くことができるようになっていたり、ダイヤ設定も、工業地向き、貨物輸送向きなどのテンプレートを使って、簡単に設定することができるようになっている。
鉄道車両[編集]
51種類の鉄道車両が登場するが、のちに発売されたトレインキット for A列車で行こう2001を使用することにより、新たな車両を追加することができる。
初期状態から使える車両
(旅客用)
201系(中央快速線、京葉線、中央・総武線)
205系(山手線、埼京線、京浜東北線、中央・総武線、京葉線)
209系(南武線)
キハ40系(北海道色、首都圏色、日南マリーン号)
813系(南福岡車両区所属車)
西武2000系(新2000系)
叡山電鉄900系電車(きらら)
485系(加越)
E653系(フレッシュひたち)
(貨物用)
EF81形(貨物色)
DD51形(原色)
シナリオマップクリアで使える車両
3100形(NSE車)(MAP1)
名鉄1000系電車(MAP2)
近鉄23000系電車(MAP3)
トワイライトエクスプレス(MAP4)
700系新幹線7000番台(MAP5)
E4系MAX(MAP6)
E231系中央・総武線(MAP7)
収録シナリオ[編集]
- 陸の孤島
- 周囲を山に囲まれたこの地域は、交通網の整備が全く行われてこなかったために「陸の孤島」と化してしまった。今回行われる鉄道開発によって、人口は10000人程度になるのではないかと期待されている。
- 産業の育成
- この地域の鉄道はまだ開発途上の段階で、地域の産業と有機的に結びついていない状況にある。さらなる鉄道開発と積極的な誘致によって、当初見込まれていた産業ポイント30000以上という目標は充分に達成可能と見込まれている。
- 過剰な人口
- この地域に隣接した湾岸部の産業が衰退し、ベッドタウンを形成していた住宅街が人口過剰な状態にある。中央部の積極的な開発で、商業ポイント14000以上、工業ポイント4000以上の都市へと生まれ変わることが課題となっている。
- 東西新線
- 再開発指定されたこの地域で、今最も期待されているのが地域を東西に結ぶ「東西新線」の開発である。東西新線は、この地域の商業ポイントを20000以上にする効果があるとの試算が出ている。
- 安定した地域
- 産業バランスの良いこの地域が再開発指定されたのは、極端な工業・商業化を避けつつ成長する都市のモデルに選ばれたためである。農業ポイント15000以上を維持しつつ、人口を160000人以上にするのは容易な課題ではない。
- 産業構造改革
- 湾岸部の工業地で起きた廃棄物汚染により、この地域は工業都市として存続できなくなった。工業依存状態から脱却し、観光ポイント3000以上のベイタウンとして湾岸地域を復活させることが再開発目標となっている。
- 自然との共生
- 産業バランスに優れたこの地域は、今後の都市開発における手本となっていた。しかし、湾岸地域の商業化で農作物の需要が増え、商業ポイント35000を維持しつつ農業ポイントを20000以上にするという課題が生じた。
- 無謀な計画
- 島嶼部における鉄道経営は建設費が割高なため、採算が取れないといわれている。しかし、あるシンクタンクは水深の浅いこの地域なら人口15000人、産業ポイント20000以上で採算がとれるという試算結果を発表した。
- 失敗した地域開発
- 国の地域開発が失敗し急激な衰退が始まっている地域である。国の定めた人口15000人、産業ポイント100000以上という目標は、本当に実現可能な数値だったのかという批判的な意見が多くみられる。
- 夢の縦断鉄道
- 美しい景観を誇るこの河川の流域は多くの人々を魅了している。「交通の便が良ければ住んでみたい」という意見も多く、ついに開発許可が与えられた。南北に鉄道が縦断すれば、人口は25000人以上になると見込まれている。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 「A列車で行こう2001」アートディンク