足糸
足糸(英語:byssus [ˈbɪsəs])は、ハボウキガイ科、イガイ科などの二枚貝が岩や海底に固定する際に分泌する繊維である。
概要
古来、地中海世界では、ハボウキガイ科の貝、特にPinna nobilisから、シーシルクと呼ばれる繊維を採取した。
紀元前196年の記録とされるロゼッタ・ストーンにもシーシルクの記録が残っている[1]。
現在では、Pinna nobilis が保護されているため、シーシルク等の繊維製品を作ることはできない。
関連項目
- イガイ接着タンパク質
- 天蚕糸
- en:Coa vestis - 南ヨーロッパに生息する蛾 Pachypasa otusから採られた繊維