菊地信義

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菊地 信義(きくち のぶよし、1943年 - )は日本装幀家(菊地は「装幀者」と称する)。東京都出身。

来歴

多摩美術大学を中退後、広告代理店に入社。大学1年のとき、モーリス・ブランショの『文学空間』で、装幀に魅了される[1]。1977年に装幀家として独立後、2008年までに1万数千冊の装幀を手がけた。タイトルの文字をぼかしたりゆらぎを持たせたりするデザインや、著者名のローマ字表記など、さまざまな特徴的なデザインを考案した。1984年、装幀の業績により第22回藤村記念歴程賞を受賞。1988年、第19回講談社出版文化賞ブックデザイン賞を受賞。

主な装幀担当作品

著書

単著

共著・編著

脚注

  1. ^ 菊地信義『新・装幀談義』白水社、2008年。ISBN 9784560031605