あべ弘士
あべ 弘士(あべ ひろし、1948年6月19日 - )は、日本の絵本作家。
略歴
北海道旭川市出身。北海道旭川西高等学校卒業。1972年から25年間、旭川市旭山動物園飼育係として働いた。勤務中、飼育員達の間で話し合った行動展示の夢を絵として残し、旭山動物園復活の鍵となった。現在は退職し、絵本を中心に作品を創っている。2011年には旭川市を拠点としたNPO法人かわうそ倶楽部を設立し、理事長としてアートスペースギャラリープルプルの運営に関わっている。
賞歴
- 1995年、『あらしのよるに』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞受賞。
- 1999年、『ゴリラにっき』(小学館)で小学館児童出版文化賞受賞。
- 2000年、『ハリネズミのプルプル』シリーズ(文溪堂)で赤い鳥さし絵賞受賞。
- 2013年、『クロコダイルとイルカ』(メディア・パル)でけんぶち絵本の里大賞大賞受賞。
- 2014年、『新世界へ』(偕成社)でJBBY賞受賞。
- 2016年、 『宮沢賢治「旭川。」より』(BL出版)で産経児童出版文化賞美術賞受賞。
- 2018年、『クマと少年』(ブロンズ新社)で北海道ゆかりの絵本大賞受賞。
おもな作品リスト
- 旭山動物園日誌(出版工房ミル)
- おっとせいおんど(福音館書店)
- 雪の上のなぞのあしあと(福音館書店)
- 絵ときゾウの時間とネズミの時間(福音館書店)
- どうぶつえんガイド(福音館書店)
- カエルのべんとうや(福音館書店)
- どうぶつえん物語(絵本館)
- あらしのよるにシリーズ(講談社)
- わにのスワニーシリーズ(講談社)
- あべ弘士ART BOX 動物たち(講談社)
- エゾオオカミ物語(講談社)
- あかいとり(童心社)
- てんてんむし(童心社)
- バナナをかぶって(クレヨンハウス)
- あべ弘士 どうぶつ友情辞典(クレヨンハウス)
- ハリネズミのプルプルシリーズ(文溪堂)
- ライオンのよいいにち(佼成出版社)
- ライオンのへんないちにち(佼成出版社)
- ライオンのながいいちにち(佼成出版社)
- カンガルーママのすてきなポケット(佼成出版社)
- くまくん(ひかりのくに)
- ゴリラのりらちゃん(ポプラ社)
- どうぶつニュースの時間シリーズ(理論社)
- どうぶついっぱいかいちゃおうシリーズ(ヴィレッジブックス)
- どうぶつさいばんシリーズ(偕成社)
- にじ(アスク・ミュージック)
- だれかがほしをみていた(アスク・ミュージック)
- ともだちになるために(アスク・ミュージック)
- はじめのいっぽ(アスク・ミュージック)
絵本以外の作品
- 東京大神宮の絵馬デザイン(平成20年、子年~)
- キハ183系「旭山動物園号」仕様編成の塗装デザイン(平成19年~。なお、平成25年からは内装も塗装もリニューアルされている。平成30年3月25日引退)
- 旭川空港のボーディングブリッジの塗装デザイン(平成29年~)
外部リンク
- ギャラリープルプル - あべ弘士が理事長を勤めるNPO法人かわうそ倶楽部のサイト