2023 FW13
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2023 FW13 | |
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分類 | 地球近傍天体(NEO) アポロ群[1][2] 地球の準衛星[3][4] |
発見 | |
発見日 | 2023年3月28日[2] |
発見者 | パンスターズ[2] |
発見場所 | ハレアカラ天文台[2] |
軌道要素と性質 元期:2023年2月25日(JD 2460000.5)[1] | |
軌道長半径 (a) | 1.0003 au[1] |
近日点距離 (q) | 0.8225 au[1] |
遠日点距離 (Q) | 1.1781 au[1] |
離心率 (e) | 0.1777[1] |
公転周期 (P) | 1.0005 年(365.42 日)[1] |
軌道傾斜角 (i) | 2.7441°[1] |
近日点引数 (ω) | 354.40°[1] |
昇交点黄経 (Ω) | 70.557°[1] |
平均近点角 (M) | 73.09°[1] |
最小交差距離 | 地球:0.0454762 au (6,803,140 km; 17.6979 LD)[1] |
物理的性質 | |
絶対等級 (H) | |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
2023 FW13とは、2023年3月28日にアメリカ合衆国のハワイに位置するパンスターズによって発見された小惑星である。2023 FW13は地球から見れば地球の周囲を公転しているように見える準衛星である[3]。地球から約2700万キロメートル離れた位置に存在し、直径は10~20メートルであると推定されている[5]。
軌道
2023 FW13の軌道は地球と1:1の軌道共鳴の関係にあり、軌道離心率が高く、火星の軌道や金星の軌道付近まで広がっている[4]。紀元前100年あたりから地球の準衛星になったと推定されている。この推定が正しければ、(469219) Kamoʻoalewaを大幅に追い越し、最も安定した地球の準衛星となる[4]。Kamoʻoalewaが地球の準衛星である期間は約300年とされているが、2023 FW13は少なくとも西暦3700年までの約3800年間、地球の準衛星であり続けるとされている[5]。
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m “JPL Small-Body Database Browser: (2023 FW13)”. Jet Propulsion Laboratory. 18 November 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。21 May 2023閲覧。
- ^ a b c d e “2023 FW13”. Minor Planet Center. 10 April 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。21 May 2023閲覧。
- ^ a b Kuthunur, Sharmila. “Newfound asteroid is a long-term 'quasi-moon' of Earth”. 20 May 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月20日閲覧。
- ^ a b c Chandler, David. “DOES EARTH HAVE A NEW QUASI-MOON?”. 14 May 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月20日閲覧。
- ^ a b “地球の新たな準衛星「2023 FW13」を発見 西暦3700年まで存在する “月のような天体””. sorae. 2023年6月19日閲覧。