コンテンツにスキップ

松田一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Peabody (会話 | 投稿記録) による 2023年6月9日 (金) 10:52個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (受賞・栄典: 脚注を加筆。)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

松田 一郎(まつだ いちろう、1933年昭和8年)1月1日[1] - )は、日本医学者医師。学位は、医学博士北海道大学・1962年)(学位論文「体液酸塩基平衡に関する研究」)。専門は、人類遺伝学小児科学医療倫理熊本大学名誉教授。元北海道医療大学学長。

経歴

東京都出身。1957年(昭和32年)北海道大学医学部卒業。1962年(昭和37年)同大大学院医学研究科博士課程修了。論文の題「体液酸塩基平衡に関する研究」。1963年(昭和38年)マギル大学医学部研究員。1966年(昭和41年)北海道大学医学部助手1969年(昭和44年)北海道大学医学部講師1972年(昭和47年)ジョンズ・ホプキンズ大学医学部文部省在外研究員。1976年熊本大学医学部教授。1989-1992年、1995-1997年熊本大学医学部附属病院長。1998年(平成10年)熊本大学停年退官。同名誉教授くまもと江津湖療育医療センター長。その後、北海道医療大学大学院看護福祉学研究科教授・同心理科学部特任教授。2005年同副学長、2006年北海道医療大学5代学長に就任。2010年退任。2011年、北海道療育園理事・医療顧問。

この他、1990-2002年 日本マススクリーニング学会理事長、2000-2004年 日本人類遺伝学会理事長。

  • 2000年~2006年 国際新生児スクリーニング学会 執行委員会 委員
  • 2001年~2005年 国際医学団体協議会(CIOMS) 執行委員会 委員,国際ハプロタイプマッピング研究組織 運営委員
  • 2003年~2005年 日本学術会議 第七部会員(19期)
  • 2005年 日本学術会議 連携会員
  • 1998年10月~1999年3月 米国 ジョンズ・ホプキンズ大学 遺伝医学及び公共政策部門 客員教授

研究領域

単一遺伝子病の分子遺伝や、遺伝病遺伝子治療、遺伝医学の生命倫理及び医療倫理

受賞・栄典

主著

  • 「体液酸塩基平衡に関する研究」 北海道大学へ提出した博士論文 1962年9月30日
  • 『妊婦への投薬(Drug Therapy コンパクトシリーズ8巻)』(ミクス, 1989年)
  • 服巻保幸と共著『遺伝子を理解する』(三輪書店:, 1995年)
  • Edwin N.Forman, Rosalind Ekman Ladd著松田訳『小児医療の生命倫理 : ケーススタディ』(診断と治療社, 1998年)
  • 『動きだした遺伝子医療 : 差し迫った倫理的問題(ポピュラーサイエンス;214)』(裳華房, 1999年)
  • 『生命医学倫理ノート : 和の思想との対話』(日本評論社, 2004年)
  • 『Japan』. Wertz DC, Flecher JC. 編集 ‘ Genetics and Ethics in Global Perspective ’. 251-261頁(Kluwer. Academic Publisher. The Netherland. 2004)
  • 『Prenatal, Perinatal, and Child Healthcare Decision Making: Japanese Perspective 』Alexander Perry, C.D. Herrera編集, ‘New Perspectives in Japanese Bioethics’ 53-72頁(Cambridge Scholars Publishing. UK. 2015)

脚注

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.384
  2. ^ 秋の叙勲・褒章”. 日本私立大学協会 (2007年11月7日). 2023年6月9日閲覧。

外部リンク

先代
廣重力
北海道医療大学学長
第5代: 2006年2010年
次代
新川詔夫