アケボノゾウ
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アケボノゾウ | |||||||||||||||||||||||||||
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アケボノゾウの頭骨。国立科学博物館の展示。
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地質時代 | |||||||||||||||||||||||||||
鮮新世 - 更新世 | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Stegodon aurorae (Matsumoto, 1918)[1] | |||||||||||||||||||||||||||
シノニム[1] | |||||||||||||||||||||||||||
Elephas aurorae Matsumoto, 1918 | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
アケボノゾウ[1] |
アケボノゾウ(Stegodon aurorae)は、250万年前 - 100万年前に生息していた古代象。日本の各地で化石が発見されている。比較的小型のゾウで、大陸のコウガゾウとほぼ同時期のミエゾウが、小型化(矮小化)したものであると考えられている。現在のところ大陸には化石記録が無いことから、日本固有種であると考えられる。
発掘記録
- 1954年 - 三重県員弁郡藤原町(現在のいなべ市)でほぼ一頭分の化石が発見された。
- 1985年 - 埼玉県狭山市の入間川左岸の崖から、アケボノゾウの骨格化石がほぼ完全な形で発見された[2]。
- 1989年 - 大阪府富田林市の石川において100万年前の大阪層群からアケボノゾウの足跡化石が発見された[3]。
- 1991年 - 埼玉県入間市の入間川河床で約150万年前のアケボノゾウの足跡化石が発見された[4]。
- 1993年 - 滋賀県犬上郡多賀町でほぼ完全な形の全身骨格の化石が発見された。
- 1999年 - 東京都昭島市拝島町で足跡の化石が発見された[5]。多摩川で発見されたのは初。
脚注
- ^ a b c 樽創「日本固有のゾウ「アケボノゾウ」」『化石』第73巻、日本古生物学会、2003年、57-60頁。
- ^ 笹井産出アケボノゾウ骨格化石
- ^ “アケボノゾウの足跡化石発見 | 結果一覧 | 見どころを探す”. 富田林きらめきミュージアム:富田林市(とんだばやしし). 2021年4月20日閲覧。
- ^ 入間川足跡化石発掘調査団 編著、「改訂版 アケボノゾウの足跡」(入間昔むかし)、入間市博物館、2003年
- ^ あきしま 水と記憶の物語 アケボノゾウ足跡化石産出地