東三省
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東三省(とうさんしょう、満洲語:ᡩᡝᡵᡤᡳ
ᡳᠯᠠᠨ
ᡤᠣᠯᠣ、転写:dergi ilan golo)は、現在では、一般的に遼寧省・吉林省・黒竜江省を指す。周辺を含めて中国東北部を指すこともある。満洲も狭義には中国東北部を表す歴史的表現であるが、満洲が広義に内蒙古東部・東シベリア地域(外満洲)も指す場合もあるので、区別が必要である。
東三省は、一般的に山海関以北を意味する。現在の中国では「zh:東北三省」と呼ぶことが多い。
東三省の成立
清朝は故地である満洲の地を神聖なものと定めており、ムクデン(盛京、現在の遼寧省瀋陽市)・吉林・黒竜江のそれぞれに将軍を配置していた。3将軍の中では、副都格の盛京を預かる盛京将軍が一番の高位だった。これらの将軍の支配域が東三省のそれぞれの起源である。後に、盛京は奉天・瀋陽と時代によって名を変えた。
東九省
1945年、日中戦争が決着したので、中華民国政府は「東三省」にかえて以下の「東九省」にしようとした。
しかし、旧満洲国地域はソ連軍によって占領され、そこからの中国共産党の事実上の支配地として多くが引き継がれ、また、国共内戦の再燃のため、これらは十分には施行されなかった。