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ジェレミー・スタイグ

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ジェレミー・スタイグ
Jeremy Steig
生誕 (1942-09-23) 1942年9月23日
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州マンハッタン
死没 (2016-04-13) 2016年4月13日(73歳没)
ジャンル ジャズジャズ・ロック
職業 ミュージシャン
担当楽器 フルート
活動期間 1963年 - 2016年
公式サイト jeremysteig.info

ジェレミー・スタイグ[1]Jeremy Steig1942年9月23日 - 2016年4月13日[2]は、アメリカ合衆国ジャズフルート奏者である[3]

略歴

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スタイグは、『ザ・ニューヨーカー』誌の漫画家であるウィリアム・スタイグ[4]と、レスリー・カレッジの美術学部長であるエリザベス(ミード)・スタイグでの息子としてマンハッタンに生まれた。スタイグはマーガレット・ミードレオ・ロステンの母方の甥であり[5]メアリー・キャサリン・ベイトソンの従兄弟でもあった[6]

1970年のアルバム『レッグワーク』からの彼の曲「Howlin' For Judy」は、ビースティ・ボーイズの1994年のシングル「Sure Shot」でサンプリングされ、曲の主なインストゥルメンタル・パートを提供していた[7]

スタイグは、彼の父親によって作成されたキャラクターに基づいて、映画『シュレック フォーエバー』でフルートのみによって「パイドパイパー」の役割を演じた[8]

彼は妻のアサコと一緒に日本に暮らしていた。2016年4月13日、彼は横浜で癌によって亡くなった[2]

ディスコグラフィ

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リーダー・アルバム

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  • 『フルート・フィーヴァー』 - Flute Fever (1963年、Columbia) ※旧邦題『ジェレミー・スタイグ・ファースト・アルバム』
  • 『ジェレミー&ザ・サテュロス』 - Jeremy & The Satyrs (1968年、Reprise)
  • ホワッツ・ニュー』 - What's New (1969年、Verve) ※ビル・エヴァンス・ウィズ・ジェレミー・スタイグ名義
  • 『ジス・イズ・ジェレミー・スタイグ』 - This Is Jeremy Steig (1969年、Solid State)
  • 『レッグワーク』 - Legwork (1970年、Solid State)
  • 『さすらいびと』 - Wayfaring Stranger (1970年、Blue Note)
  • 『エナージイ』 - Energy (1970年、Capitol) ※1980年に『ダウン・ストレッチ』として再発あり
  • An Open Heart - Warriors Of The Rainbow (1971年、Akashic Records) ※Fantazzi名義
  • 『モニウム』 - Monium (1974年、Columbia) ※with エディ・ゴメス
  • Temple of Birth (1975年、Columbia) ※with リッチー・バイラークジョニー・ウィンター
  • 『リーヴィング』 - Leaving (1976年、Trio [Japan] Records) ※with リッチー・バイラーク
  • 『アウトロウズ』 - Outlaws [live] (1976年、Enja) ※with エディ・ゴメス
  • 『ファイアーフライ』 - Firefly (1977年、CTI)
  • Lend Me Your Ears (1978年、Creative Music Productions/CMP) ※with エディ・ゴメス、ジョー・チェンバース
  • 『ミュージック・フォー・フルート&ダブル・ベース』 - Music for Flute & Double-Bass (1979年、CMP) ※with エディ・ゴメス
  • Rain Forest (1980年、CMP) ※with エディ・ゴメス
  • 『ジグソー』 - Jigsaw (1992年、Triloka)
  • 『ホワッツ・ニュー・アット・エフ』 - What's New at F (2002年、Tokuma [Japan] Records) ※with エディ・ゴメス・カルテット
  • Jam (2003年、Steig-Gomez Records) ※with エディ・ゴメス
  • Improvised (2004年、Moonbeams Records)
  • Flute On The Edge (2005年、Steig Music Company)
  • Pterodactyl (2007年、Steig Music Company)

コンピレーション・アルバムほか

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  • Jazz Wave, Ltd. - On Tour (1969年、Blue Note) ※2LPセット。様々なアーティストによるライブ音源
  • Portrait (1971年、United Artists) ※2LPコンピレーション。『This Is Jeremy Steig』『Legwork』『Wayfaring Stranger』より
  • 『フュージョン』 - Fusion (1972年、Groove Merchant) ※2LPセット。『Energy』再発と、セカンド・アルバムから未発表7曲
  • Mama Kuku (1973年、MPS/BASF Records) ※Association P.C. + Jeremy Steig名義
  • 『フルート・サミット』 - Flute Summit - Jamming At Donaueschingen Music Festival (1974年、Atlantic) ※with ジェームズ・ムーディ、サヒブ・シハブ、クリス・ハインズ
  • Howlin' For Judy (2008年、Blue Note's "Rare Grooves" series) ※『Legwork』『Wayfaring Stranger』からのコンピレーション

参加アルバム

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ウォルター・ビショップ・ジュニア・トリオ

  • 『イルミネイション』 - Illumination (1977年、Denon [Japan] Records)

トミー・ボーリン

  • From The Archives - Vol. 1 (1996年、Rhino Records) a collection of "grade-A" previously unreleased "rock-jazz-fusion" material.
  • From The Archives - Volume 2 (1998年、Zebra Records) another collection of previously unreleased material; even better than the first volume.

ハンク・クロフォード

  • 『別れたくないのに』 -Hank Crawford's Back (1976年、Kudu)
  • 『ティコ・リコ』 - Tico Rico (1977年、Kudu/CTI)

アート・ファーマー

  • 『クロール・スペース』 - Crawl Space (1977年、CTI)

アービー・グリーン

  • 『ザ・フォックス』 - The Fox (1976年、CTI)

マイク・マイニエリ

  • 『エレクトリック・チューブ』 - Journey Thru an Electric Tube (1968年、Solid State)

アイドリス・ムハマッド

  • 『ターン・ディス・ムッタ・アウト』 - Turn This Mutha Out (1977年、Kudu/CTI)
  • 『ブギー・トゥ・ザ・トップ』 - Boogie To The Top (1978年、Kudu/CTI)

ラロ・シフリン

  • 『タワーリング・トッカータ』 - Towering Toccata (1976年、CTI)

ピーター・ウォーカー

  • Rainy Day Raga (1966年、Vanguard)

ジョニー・ウィンター

  • 『スティル・アライヴ・アンド・ウェル』 - Still Alive and Well (1973年、Columbia)
  • 『テキサス・ロックンロール』 - Saints & Sinners (1974年、Columbia) note: Jeremy plays on "Dirty", a previously unreleased instrumental track recorded for but left-off the original album release; it is included on the CD reissue.

ポール・ウィンター・セクステット

  • Jazz Meets The Folk Song (1964年、Columbia)

Montreal

  • A Summer's Night (1970年、Stormy Forest)

脚注

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  1. ^ ジェレミイ・スティグ」の表記もある。
  2. ^ a b Peter Keepnews, "Jeremy Steig, Flutist Who Bridged Jazz and Rock, Dies at 73", The New York Times, June 2, 2016. Retrieved 1 September 2016
  3. ^ Jeremy Steig - Biography & History”. AllMusic. 12 November 2017閲覧。
  4. ^ Wolff, Carlo (7 February 2014). “Jeremy Steig: Flute Fever (2013)”. All About Jazz. http://www.allaboutjazz.com/flute-fever-jeremy-steig-ipo-recordings-review-by-carlo-wolff.php#.VDXnObDF8uc. 
  5. ^ Banner, Lois W. (2010). Intertwined Lives: Margaret Mead, Ruth Benedict, and Their Circle. Knopf Doubleday Publishing Group. ISBN 9780307773401. https://books.google.com/books?id=QegaBoxPOrsC&pg=PA88&lpg=PA88&dq=leo+rosten+william+steig&source=bl&ots=EYD118S9o2&sig=raYzr5XbBa33-47I8--TLqt6uZ8&hl=en&sa=X&ei=TtY1VM7KNpKcyASCkoDoDQ&ved=0CD4Q6AEwBQ#v=onepage&q=leo%20rosten%20william%20steig&f=false 
  6. ^ Brinthaupt, Thomas M.; Lipka, Richard P. (2002). Understanding Early Adolescent Self and Identity: Applications and Interventions. SUNY Press. ISBN 9780791453346. https://books.google.com/books?id=6d4N9PLu2JIC&pg=PA131&lpg=PA131&dq=Mary+Catherine+Bateson+jeremy+steig&source=bl&ots=8A9XRr3azZ&sig=CId5moznsCdgpvNsbHrb3gITt0A&hl=en&sa=X&ei=Hs41VPX5C42yyATl4oDgDw&ved=0CCMQ6AEwAQ#v=onepage&q=Mary%20Catherine%20Bateson%20jeremy%20steig&f=false 
  7. ^ Beastie Boys: Sure Shot (1994)”. Discogs.com. 2020年9月10日閲覧。
  8. ^ EntertainmentHotline (16 May 2010). “Shrek Forever After Jeremy Steig - Pied Piper Flute Soloist”. YouTube. 12 November 2017閲覧。

外部リンク

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