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宝井琴桜

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宝井 琴桜(たからい きんおう)は、講釈師名跡。琴櫻とも表記。


2代目 宝井 琴桜(本名:熊谷 江美子[1]1949年昭和24年)2月28日 - )は、女性講談師。

2代目 宝井たからい 琴桜きんおう
本名 熊谷 江美子
生年月日 (1949-02-28) 1949年2月28日(75歳)
出身地 日本の旗 日本秋田県横手市
師匠 田辺一鶴
5代目宝井馬琴
名跡 1.田辺千鶴子(1968年 - 1975年)
2.2代目宝井琴桜(1975年 - )
活動期間 1968年 -
配偶者 宝井琴梅
受賞歴
1996年 東京女性財団賞
2002年 横手市文化功労者賞

秋田県横手市生まれ。1967年横手城南高校卒業後に上京しミツミ電機に就職。趣味で落語を聴いたり、自身で演じたりしていた。1968年田辺一鶴にスカウトされ入門し千鶴子。1969年5代目宝井馬琴門下に移り、1970年同門の宝井琴梅と結婚。1971年二つ目昇進。1975年、夫婦そろって真打となり、5代目の前名の琴桜を名乗る(女性が講談の真打となったのはこれが初である[1])。1996年に東京女性財団賞を受賞。2002年に横手市文化功労者賞を受賞[1]

コトザクラではございません」がいつもの枕言葉。『瓜生岩子伝』『平塚らいてう伝』など、明治女性史中の人物や、女性問題を取り上げて講談に仕立てることで知られ、自ら「ジェンダー講談」と名づけているが、語り口は柔らかい。

著書

  • 『張扇一筋ジェンダー講談〈日本初女性真打〉講談師かく語りき』悠飛社、2002年

外部リンク

脚注