コンテンツにスキップ

岸由二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Double Eagle (会話 | 投稿記録) による 2023年4月15日 (土) 15:12個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (外部リンク)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

岸 由二(きし ゆうじ、1947年(昭和22年)9月16日 - )は、日本の進化生態学者慶應義塾大学名誉教授

略歴

東京都生まれ。1970年横浜市立大学文理学部生物科卒業。1976年東京都立大学理学部動物生態学博士課程退学。1980年「チチブの社会生態学的研究」で、理学博士東京都立大学)。慶應義塾大学経済学部助教授、91年教授、2013年定年退任、名誉教授流域アプローチによる都市再生論を研究・実践。

著書

  • 『遺伝学の歩みと現代生物学』分担執筆 培風館 1986
  • 『いのちあつまれ小網代木魂社 1987
  • 『ナチュラリスト入門』分担執筆   春・夏・秋・冬(4分冊) 岩波ブックレット 1989
  • 『進化論を愉しむ本   人間・宇宙・精神まで』分担執筆 JICC出版局 1990
  • 『進化思想と社会』(講座進化2)分担執筆 東京大学出版会  1991
  • 『リバーネーム』リトル・モア 1994
  • 『横浜・野島の海と生きものたち』分担執筆  八月書館 1995
  • 『自然へのまなざし ナチュラリストたちの大地』紀伊國屋書店 1996
  • 『いるか丘陵の自然観察ガイド』編著   山と渓谷社  1997   
  • 『変わりゆく共生空間』(市民的共生の経済学1)分担執筆 弘文堂 1999
  • 『流域環境の保全』分担執筆 朝倉書店  2002
  • 『鶴見川流域誌   流域編』国土交通省京浜河川事務所 編著 2003
  • 『流域圏プランニングの時代   自然共生型流域圏・都市の再生』石川幹子吉川勝秀と共編 技報堂出版  2005
  • 『自然と共生した流域圏・都市の再生』分担執筆   山海堂   2005
  • 『環境を知るとはどういうことか   流域思考のすすめ』養老孟司と共著 PHPサイエンス・ワールド新書 2009
  • 『奇跡の自然 三浦半島小網代の谷を「流域思考」で守る』八坂書房 2012
  • 『「流域地図」の作り方 川から地球を考える』ちくまプリマー新書 2013
  • 『「奇跡の自然」の守りかた   三浦半島・小網代の谷から』 柳瀬博一と共著  ちくまプリマー新書 2016
  • 『いのちあつまれ小網代   小網代の森の未来への提案   小網代保全を提案した2冊・30周年記念復刻資料版』小網代野外活動調整会議   2017
  • 『生態学者・伊藤嘉昭伝   もっとも基礎的なことがもっとも役に立つ』 分担執筆  海游舎  2017   
  • 『利己的遺伝子の小革命   1970-90年代   日本生態学事情』八坂書房 2019
  • 『生きのびるための流域思考』ちくまプリマー新書 2021

翻訳・監修・解説など

参考

  • [ISBN 978-4-480-68907-8]
  • 『現代日本人名録』2002年
  • バクの流域水防災イベント 「暴れ川の記憶~狩野川台風から50年~」 in トレッサ横浜 2008年10月13日(土) バクの流域防災フェア2008・秋 参加イベント
    会場:トレッサ横浜 北棟2Fリヨン広場 10月13日、鶴見川流域にある大型ショッピングセンター「トレッサ横浜」(運営:㈱トヨタオートモールクリエイト) で、水防災イベント「暴れ川の記憶~狩野川台風から50年~」が開催されました。戦後最大の雨量で鶴見川流域にも甚大な水害を引き起こした狩野川台風から50年の節目の年に、過去の水害の記憶を忘れず水防災への意識向上を目的として、市民・企業・行政(河川管理者)が協力して行われたものです。トレッサ横浜北棟のほぼ中央に位置するリヨン広場で、様々なイベントを実施しました。トレッサ横浜にいらっしゃった多数のお客様に、鶴見川の水防災について理解を促すことができました。 TRネットは本イベントに共催し、企画検討やイベントの事前PR。岸先生が直接、お客様へ鶴見川の水害について解説を行いました。これ以降、岸先生、TRネットとトレッサ横浜とは、深い交流を持つようになりました

脚注


外部リンク