福島和夫
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福島 和夫 | |
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生誕 | 1930年4月11日 |
出身地 | 日本 東京都 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | 作曲家・音楽学者 |
福島和夫(ふくしま かずお、1930年4月11日 - )は、日本の作曲家・音楽学者[1]。
経歴
東京都出身。独学で作曲を勉強。その後、鈴木博義や武満徹らと知り合い、芸術家グループ「実験工房」に参加。これには姉の福島秀子も参加している。
東洋的な響きに近いフルートのための作品を多数発表、代表作の『冥』などが生まれる。また『エカーグラ』は1959年に来日したストラヴィンスキーによって武満徹の『弦楽のためのレクイエム』などと共に絶賛されたうちの1曲である。1970年代後半からは、日本や東洋の伝統音楽の研究に主な活動を移している。上野学園大学教授。国際現代音楽協会(ISCM)音楽祭〈世界音楽の日々〉入選(1964年・1967年)[2]。
作品
- 途絶えない詩 (1953、無伴奏ヴァイオリン)
- 鎮魂歌 (1956、無伴奏フルート)
- エカーグラ (1957、アルトフルートとピアノ)
- 「中有」より3つの小品 (1958、フルートとピアノ)
- 伽陀迦廬那・第2版 (1959、フルートとピアノ)
- 冥 (1962、無伴奏フルート)
- 飛鏡 (1962、フルート・合唱・管弦楽)
- 月魄 (1965、弦楽・ピアノ・ハープ・打楽器)
- 水輪 (1967、2台ピアノ)
- 風の輪 (1968、ピアノ)
- 春讃 (1969、無伴奏フルート)
- 水煙 (1972、ピアノ)
著書
- 平野健次、福島和夫編『日本音楽・歌謡資料集』(勉誠社)
- 福島和夫編『中世音楽史論叢』(和泉書院)
- 福島和夫著『日本音楽史叢』(和泉書院)
脚注
- ^ “Fukushima, Kazuo”. oxfordindex.oup.com. 2019年7月6日閲覧。
- ^ 細川周平・片山杜秀監修『日本の作曲家-近現代音楽人名事典』日外アソシエーツ、2008年、569頁。
関連項目