元素の名称に使われた人物の一覧
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以下は、元素の名称に使われた人物の一覧である。118種の元素のうち、19種が直接的または間接的に人名に由来して命名されている。そのうち15種は科学者に由来する[1]。ガドリニウムとサマリウム以外は人工放射性元素である。
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以下に19種の元素と由来になった人名を記載する。存命中に自身の名前が元素に名付けられたのは、シーボーグとオガネシアンの2人のみである。以下の表にある科学者でない人物4人は、その人名が直接の元素名の由来ではなく、人名に由来して命名された別の物が元素名の由来となっている。サマリウムはサマルスキー石に由来する。アメリシウム、バークリウム、リバモリウムは、人名に由来する地名にちなんでいる。カリフォルニア州バークレーはローレンス・バークレー国立研究所の、カリフォルニア州リバモアはローレンス・リバモア国立研究所の所在地である。
元素 | 人物 | |||||||
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番号 | 名称 | 記号 | 発見年 | 直接の由来 | 人名 | 職業等 | 生沒年 | 国籍 |
62 | サマリウム | Sm | 1879 | サマルスキー石 | 鉱山技師 | 1803–1870 | ロシア | |
64 | ガドリニウム | Gd | 1886 | ガドリン石 | 科学者 | 1760–1852 | フィンランド | |
95 | アメリシウム | Am | 1944 | アメリカ大陸 | 探検家 | 1454–1512 | イタリア | |
96 | キュリウム | Cm | 1944 | 科学者 科学者 |
1867–1934 1859–1906 |
ポーランド– フランス フランス | ||
97 | バークリウム | Bk | 1949 | カリフォルニア州バークレー | 哲学者 | 1685–1753 | アイルランド | |
99 | アインスタイニウム | Es | 1952 | 科学者 | 1879–1955 | ドイツ– アメリカ合衆国 | ||
100 | フェルミウム | Fm | 1952 | 科学者 | 1901–1954 | イタリア- アメリカ合衆国 | ||
101 | メンデレビウム | Md | 1955 | 科学者 | 1834–1907 | ロシア | ||
102 | ノーベリウム | No | 1958 | 科学者 | 1833–1896 | スウェーデン | ||
103 | ローレンシウム | Lr | 1961 | 科学者 | 1901–1958 | アメリカ合衆国 | ||
104 | ラザホージウム | Rf | 1964 | 科学者 | 1871–1937 | ニュージーランド– イギリス | ||
106 | シーボーギウム | Sg | 1974 | 科学者 | 1912–1999 | アメリカ合衆国 | ||
107 | ボーリウム | Bh | 1981 | 科学者 | 1885–1962 | デンマーク | ||
109 | マイトネリウム | Mt | 1982 | 科学者 | 1878–1968 | オーストリア- スウェーデン | ||
111 | レントゲニウム | Rg | 1994 | 科学者 | 1845–1923 | ドイツ | ||
112 | コペルニシウム | Cn | 1996 | 科学者 | 1473–1543 | ポーランド- ドイツ | ||
114 | フレロビウム | Fl | 1998 | 科学者 | 1913–1990 | ロシア | ||
116 | リバモリウム | Lv | 2000 | カリフォルニア州リバモア | 地主 | 1799–1858 | アメリカ合衆国 | |
118 | オガネソン | Og | 2002 | 科学者 | 1933– | アルメニア- ロシア |
出典
- ^ “Derivations of the Names and Symbols of the Elements”. Angelo State University. 2019年1月18日閲覧。