前田嘉明
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前田 嘉明(まえだ よしあき、1916年11月13日 - 2000年7月12日[1][2])は、日本の心理学者。1962年「記憶抑制の研究-力学的痕跡理論を中心に-」で大阪大学文学博士[1]。鳴門教育大学名誉教授。1981年から1988年まで鳴門教育大学大学学長を務めた。
人物
政治家で立憲政友会所属の元衆議院議員・前田米蔵の次男[3][4]。娘婿は政治家で自由民主党所属の元衆議院議員・谷川和穂。森山欽司と千代田区立麹町小学校、東京帝国大学法学部で学友だった[4]。
著書
単著
共著
- 『現代青少年の発達加速』(沢田昭、1982年9月、創元社)
- 『英才児』(R.ショーバン、西畑明、1980年4月、朱鷺書房)
- 『講座現代の人間学 5』(ハンス・ゲオルク・ガダマー、パウル・フォーグラー、1980年2月、白水社)
論文
記憶関係
- 「再生機制の一考察 (1)(2)」 『心理学研究』 第15巻 3輯 - 4輯 1940
- 「記憶的抑制の研究」 『心理学研究』 第21巻 3・4合併号 1951
- 「記憶行動-経験効果の意義」 天野利武監修 『心理学への招待』 六月社 1966
- 「記憶」 真辺春蔵編 『心理学の基礎』 朝倉書店1970
比較行動学関係
- 「転移行動の考察-比較行動学の立場から」『大阪大学文学部創立十周年記念論文集』1959
- 「動物社会と Ritualisation 」 今西錦司編 『動物の社会と個体』 岩波書店 1959
- 「衝動論序説-比較行動学よりの接近」 『海星女子短期大学紀要』 第2号 1962
- 「転移行動の諸問題-ハリヨ及びその他の動物の資料を中心に」 『動物心理学年報』 第13巻 2輯 1963
- 「行動発達の様式-初源行動の発生学的知見とその批判」 『心理学評論』 第13巻 1号 1970
- 「攻撃性の問題性-Lorenz の (いわゆる邪悪なるもの) を中心に」 『大阪大学人間科学部紀要』 第1号 1975
- 「転移行動論-比較行動学の立場から」 『大阪大学人間科学部紀要』 第6号 1979
- 「ローレンツ」 『教育心理』 第30巻 4号 1982
発達加速現象関係
- 沢田昭と共著 「発達加速現象の研究 I. 日本の年間加速現象について」 『心理学評論』 第1巻 2号 1957
- 沢田昭ほかと共著 「発達加速現象の研究 III. 発達勾配現象について」 『心理学評論』 第3巻 1号 1959
- 「発達の加速現象」 『児童心理学ハンドブック』 金子書房 1959
性科学関係
- 「性」 『現代教育学 16. 青年の問題』 岩波書店 1961
- 「性の諸問題-現代の視点から」 『青少年問題研究』 第9巻 1966
- 「性の人間学的考察」 津留宏編 『性差心理学』 朝倉書店 1970
- 「性の異常性-人間学的倒錯理論を中心に」 『青少年問題研究』 第16巻 1970
行動一般
- 「K. Goldstein の『トーヌスの誘導変化』について-実験観察と理論」 『心理学研究』 第19巻 1輯 1944
- 「生活体-ゲシュタルト理論的考察」 高木貞二ほか編 『現代心理学の展開』 学生書房 1948
- 「生活体と共感覚」 『東京女子大学論文集』 第1巻 1号 1952
- 霜山徳爾と共著 「現代ドイツ心理学」 『心理学講座 1. 現代心理学』 中山書店 1953
- 「Freude と精神身体医学」 大阪大学学生相談所紀要 『カウンセリング研究』 第2号 1965
- 「可能性としてのフロイト」 『現代思想』 第3巻 1973
参考文献
- 『人事興信録 第14版 下』 人事興信所、1943年10月1日
- 「教育心理学関係図書目録」 『教育心理学事典』 金子書房 1956
- 大泉溥 編 編『日本心理学者事典』クレス出版、2003年、976頁。ISBN 4-87733-171-9。
脚注・出典
- ^ a b 大泉溥 編 編『日本心理学者事典』クレス出版、2003年、976頁。ISBN 4-87733-171-9。
- ^ “中島 巖先生に心からの感謝を込めて” (PDF). 2015年12月20日閲覧。
- ^ 『人事興信録 第14版 下』、マ23頁。
- ^ a b “森山欽司 - 反骨のヒューマニスト - 第二章” (PDF). 2007年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月20日閲覧。
関連項目
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