2013 ET

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2013 ET
仮符号・別名 K13E00T[1]
分類 地球近傍小惑星[2]
軌道の種類 アポロ群[2]
地球横断小惑星
火星横断小惑星
発見
発見日 2013年3月3日[1]
発見者 カタリナ・スカイサーベイ[1]
発見方法 自動検出
軌道要素と性質
元期:TDB 2456400.5 (2013年4月18.0日)[2]
軌道長半径 (a) 1.2060507(6) AU[2]
近日点距離 (q) 0.7422855(2) AU[2]
遠日点距離 (Q) 1.6698158(8) AU[2]
離心率 (e) 0.3845321(2)[2]
公転周期 (P) 483.7787(3) 日[2]
(1.32 年[2])
軌道傾斜角 (i) 004.80501(1) 度[2]
近日点引数 (ω) 081.86069(6) 度[2]
昇交点黄経 (Ω) 171.35129(1) 度[2]
平均近点角 (M) 346.43097(3) 度[2]
EMoid 62720 km
(0.0041926 AU[2])
前回近日点通過 JED 2456418.73447(3)
(2013年5月6日)[2]
次回近日点通過 JED 2456902.5132
(2014年9月2日)
物理的性質
直径 約100m[3]
絶対等級 (H) 23.095 ± 0.35766[2]
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2013 ETとは、アポロ群に属する地球近傍小惑星の1つ。

概要[編集]

2013 ETは、2013年3月3日カタリナ・スカイサーベイによって発見された[1]。直径は100m程度であると推定されている[3]。発見直後の協定世界時3月9日12時9分に、2013 ETは地球から97万5000km (0.00652AU) のところを通過した[2][4]。この最接近時にゴールドストーン深宇宙通信施設電波観測を行い、いびつな形をした2013 ETを画像として撮影した[5]

軌道の性質[編集]

2013 ETは地球横断小惑星かつ火星横断小惑星でもあり、近日点距離は0.742AUと金星軌道にほぼ接し、遠日点距離は1.670AUと火星軌道の外側である。また、軌道傾斜角は4.8度とほとんど傾いていない。このため、金星、地球、火星に頻繁に接近する。比較的小さな天体ながら詳細な軌道計算が行われているため、1902年から2135年までの接近距離が求まっている。地球に次回0.1AU以内に接近するのは、2038年9月3日の235万km (0.0157AU) である。金星には2026年8月10日に1318万km (0.08812AU) 、火星には2041年6月3日に913万km (0.0611AU) まで接近する[2]

地球軌道との最小距離は6万2720kmしかない[2]

出典[編集]

関連項目[編集]