2013 BL76

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
この記事の本当の題名は「2013 BL76」です。記事名の制約を解消するため題名の表示を「2013 BL76」と変えています。
2013 BL76
分類 小惑星
軌道の種類 ケンタウルス族[1]
逆行小惑星
土星横断小惑星
天王星横断小惑星
海王星横断小惑星
発見
発見日 2013年1月20日[2]
発見者 レモン山スカイサーベイ[2]
発見方法 自動検出
軌道要素と性質
元期:TDB 2456600.5 (2013年11月4.0日)[3]
軌道長半径 (a) 1223 ± 7 AU[3]
近日点距離 (q) 8.37442 ± 0.00006 AU[3]
遠日点距離 (Q) 2458 ± 15 AU[3]
離心率 (e) 0.99321 ± 0.00004[3]
公転周期 (P) 15817039 ± 144900 日[3]
(43305 ± 397 年[3])
軌道傾斜角 (i) 98.5851 ± 0.00006 度[3]
近日点引数 (ω) 166.130 ± 0.0018 度[3]
昇交点黄経 (Ω) 180.19150 ± 0.00003 度[3]
平均近点角 (M) 0.00847 ± 0.00008 度[3]
前回近日点通過 JED 2456228.35 ± 0.03
(2012年10月27日)[3]
次回近日点通過 45000年頃
物理的性質
直径 31 km[4]
絶対等級 (H) 10.8[3]
アルベド(反射能) 0.09(仮定)[5]
表面温度
最低 平均 最高
94 K[6] 8 K[6] 5 K[6]
別名称
別名称
2013 BL76[3]
K13B76L[2]
■Project ■Template

2013 BL76 とは、ケンタウルス族[1]に属する小惑星の1つ[3]2013年1月20日レモン山スカイサーベイで発見され、その後2012年10月7日パンスターズの撮影した写真にも写っていることが判明した[2]。その軌道は超楕円軌道であり、2014年時点で最も軌道長半径遠日点距離が長い小惑星であり、2005 VX3 と共に公転周期が4万年以上の小惑星である。

軌道の性質[編集]

2013 BL76 の公転軌道は、小惑星というよりむしろ彗星に近い極端な楕円形である。近日点距離こそ土星軌道より内側の12億km (8.4AU[3]) であるが、遠日点距離は3700億km (2500AU[3]) にも達する長大なものである。遠日点においては光速でも到達に14日かかり、2013 BL76 から見た太陽の明るさは地球から見た明るさの600万分の1である。軌道長半径も1830億km (1220AU[3]) であり、2014年時点で既知の小惑星の中では最も軌道長半径と遠日点距離の長い天体である[7][8]軌道離心率も0.9932[3]とかなり大きな値であるが、全小惑星の中では4番目である[9]

また、あまりにも長大な軌道のため、公転には43000年かかる[3]2012年10月27日に近日点を通過し[3]、軌道パラメーターに変更がなければ、次回近日点を通過するのは45000年頃である。公転周期が4万年以上の小惑星は 2013 BL76 の他には 2005 VX3 しか知られていない[10]軌道傾斜角は98.6度[3]とほぼ横倒しであり、わずかに90度を上回っていることから逆行小惑星に分類される。

物理的性質[編集]

2013 BL76絶対等級は10.8等級[3]である。太陽系外縁天体の直径の推定に使われるアルベド0.09[5]を代入すると、直径は約31km[4]という微小な天体である。

2013 BL76 は極端な楕円軌道であるため、近日点における表面温度は-179℃であるが、ほとんどは絶対零度に近い低温であり、遠日点では-268℃と、単体の水素ですら凍りつく温度となる[6]

出典[編集]

[ヘルプ]

関連項目[編集]