(31669) 1999 JT6

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(31669) 1999 JT6
分類 小惑星
軌道の種類 アポロ群
地球近傍小惑星 (PHA)
地球横断小惑星
火星横断小惑星
軌道要素と性質
元期:TDB 2456200.5 (2012年9月30.0日)
軌道長半径 (a) 2.13731823(3) AU
近日点距離 (q) 0.90355055(10) AU
遠日点距離 (Q) 3.37108591(5) AU
離心率 (e) 0.57725034(4)
公転周期 (P) 1141.306296(3) 日
(3.12 年)
平均軌道速度 0.315428033(7) 度/日
軌道傾斜角 (i) 009.544563(6) 度
近日点引数 (ω) 039.04921(6) 度
昇交点黄経 (Ω) 078.85806(6) 度
平均近点角 (M) 148.79858(3) 度
EMoid 5000 km
前回近日点通過 JED 2455728.764558(7)
(2012年6月16日)
次回近日点通過 JED 2456869.071854(10)
(2014年7月30日)
物理的性質
直径 2.3 km ?
2 - 4 km
自転周期 5.807 時間
絶対等級 (H) 16.0
アルベド(反射能) 0.13(仮定)
発見
発見日 1999年5月12日
発見者 LINEAR
発見方法 自動検出
他のカタログでの名称
31669
1999 JT6
Template (ノート 解説) ■Project

(31699) 1999 JT6とは、アポロ群に属する地球近傍小惑星の1つである。

1999 JT6は、軌道傾斜角が9.5度の地球横断小惑星かつ火星横断小惑星である。このため、地球火星、及び小惑星帯小惑星に対して衝突の可能性がある。特に地球とは、地球軌道との最小交差距離 (EMoid) は約5000kmしかない。これは地球半径を下回る値である。したがって、地球近傍小惑星の中でも、潜在的に危険な小惑星(PHA)に分類されている。

地球に最近で最も接近したのは、1973年12月14日の506万km (0.03385AU) である。次回は2076年12月14日の404万km (0.02698AU) である。また、小惑星帯にある準惑星ケレスにも時々接近する。最後に接近したのは1960年8月13日の576万km (0.0384AU) である。次回は2084年2月16日に256万km (0.01709AU) まで接近する。

1999 JT6絶対等級は16.0であり、直径は2kmから4km、アルベドを0.13と仮定すると2.3kmの小惑星である。これはEMoidの値が地球半径を下回る小惑星としては、唯一の1km以上の天体である。また、自転周期は5時間48分である。

関連項目[編集]

出典[編集]


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