魚返明未

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魚返 明未
生誕 (1991-06-05) 1991年6月5日(32歳)
出身地 日本の旗 日本・東京都
学歴 東京藝術大学作曲科
ジャンル ジャズ
職業 ジャズピアニスト、作曲家
担当楽器 ピアノ
著名な家族 魚返一真(父)

魚返 明未(おがえり あみ、1991年6月5日 - )は日本のジャズピアニスト。男性。東京都生まれ。

来歴[編集]

4歳からピアノを始める。1998年、東京学芸大学附属小金井小学校に入学。2004年、東京学芸大学附属小金井中学校に入学。2007年東京学芸大学附属高等学校に入学。モダンジャズ研究部に入部し、ジャズピアノに転向。[1]

2013年4月 東京藝術大学音楽学部作曲科に入学。2015年7月、大学在学中に初リーダーアルバム『Steep Slope』をタワーレコード限定リリース。2016年8月、ファゴット奏者岡崎耕治のアルバムにて自作曲「2つの小品」を発表。[2]

2017年3月 東京藝術大学音楽学部作曲科を卒業。[2]

2018年10月 初のフルアルバム『はしごを抱きしめる』をリリース。

現在、魚返明未トリオ(高橋陸、中村海斗)、魚返明未&井上銘(デュオ)、.Pushなど様々なバンドでライブ活動を展開すると同時に、映画音楽などの作曲活動も行なっている。

これまでにクラシックピアノを佐藤恵美、作曲を山口博史森垣桂一鈴木輝昭に師事。「Point de Vue[3] vol.12」(2018年4月25日東京文化会館)で、「Switch On, Switch Off」を発表。「Point de Vue vol.16〜TRIO VENTUSを迎えて」(2023年4月19日東京文化会館)では、作曲したクラシック演奏家によるピアノ三重奏曲「Impose Nothing」を初演。

2022年2月、井上銘とのデュオアルバム『魚返明未&井上銘』をリリース。全国11か所のツアーを行う。

ディスコグラフィー[編集]

リーダー作品[編集]

  • Steep Slope(2015.07)
  • はしごを抱きしめる(2018.10)
  • 魚返明未&井上銘(2022.02)

主な参加作品[編集]

  • THE BON BONES『MELBA’S MOOD』(2014.11)
  • .PUSH『Part 1』(2017.03)
  • 中村恵介『HUMADOPE 2』(2019.07)
  • .PUSH『ハイボールパーティー』(2019.08)
  • 井上銘『OUR PLATFORM』(2020.02)
  • gradate『うつろい』(2020.03)
  • 竹村一哲『村雨/MURASAME』(2021.07)
  • Ken's Trio + One『Silver Lining』(2021.09)
  • .PUSH『New Promise』(2022.07)
  • temp『temptation』(2022)

作曲活動[編集]

  • 栞(2018年・榊原有佑監督)
  • truth〜姦しき弔いの果て〜(2022年・堤幸彦監督)
  • 僕らはみーんな生きている(2022年・金子智明監督)
  • 白鍵と黒鍵の間に(2023年・冨永昌敬監督)

以下は部分参加

人物のエピソード[編集]

  • 初めて作曲したのは幼稚園の頃。小学校1年生の夏休みの自由研究では「オオムラサキ」「アサギマダラ」という蝶の名前をつけた曲を提出した[1]
  • 父親は写真家の魚返一真[1]
  • 父親の影響で洋楽に接し、小学5、6年生のころにはドアーズや、ピンク・フロイドスティーリー・ダンなどのキーボードがいて、ブルースの要素の強いバンドが好きだった。[1]
  • 高校に進学するとジャズ研究会に入り、プレイヤーとなった。[1]
  • ジャズ研の同級生にベーシストの手島甫がいる[1]
  • 高校3年生の時に、東京学芸大学ジャズ研究会主催のジャムセッションで、ギタリストの井上銘と出会った[1]
  • ドラマーの石若駿とも高校生の頃にジャムセッションで出会った[1]
  • 東京藝術大学作曲科へは3浪の後に合格。浪人中もライブハウスで「めちゃくちゃジャズをやってしまった」ことも浪人の理由だった[1]
  • 好きなミュージシャンを1人だけ挙げるなら、バド・パウエルと決めている[1]

脚注[編集]

リンク[編集]