高尾明
高尾 明(たかお あきら, 1952年 - )は福岡県北九州市在住の日本のアマチュア天文家。複数の新星の発見者。
人物[編集]
本業は神経内科医で北九州市内に「高尾クリニック」を構えている。北九州市中心部に近い自宅ベランダからの捜索という悪条件の中でも、120mmF4望遠レンズとST-8冷却CCDカメラで新星の捜索を続けている。ほかにも確認観測用の20cmシュミットカセグレン式望遠鏡などを所有している。 新星発見の度に日本天文学会より天体発見賞、2015年の独立発見の際は天体発見功労賞を受賞している[1][2]。 新星以外にも変光星を複数発見しており[3]、これらは「ToaV」の符号付で通し番号とともに命名されている。
小惑星(37729) Akiratakaoは高尾の名前にちなんで命名された[4]。
発見した天体[編集]
名前 | 発見日 | 発見等級 | 出典 |
---|---|---|---|
へびつかい座V2573星 | 2003年7月10日 | 11.4 | [7] |
へびつかい座V2574星 | 2004年4月14日 | 11.9 | [8] |
さそり座V1187星 | 2004年8月3日 | 7.4 | [9] |
たて座V476星 | 2005年9月30日 | 9.2 | [10][1] |
いて座V5669星 | 2015年9月27日 | 9.2 | [11][1] |
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外部リンク[編集]
脚注[編集]
- ^ “日本天文学会天体発見功労賞 受賞者”. 日本天文学会. 2021年7月27日閲覧。
- ^ “日本天文学会天体発見賞 受賞者”. 日本天文学会. 2021年7月27日閲覧。
- ^ “[vsnet-newvar 1147 New Takao variable (ToaV14)]”. 2021年7月27日閲覧。
- ^ “(37729) Akiratakao = 1975 VA7 = 1996 TK54 = 1999 JV78”. MPC. 2021年7月27日閲覧。
- ^ “日本人が発見した天の川銀河の中の新星一覧”. 国立天文台. 2021年7月26日閲覧。
- ^ “CBAT List of Novae in the Milky Way”. CBAT. 2021年7月26日閲覧。
- ^ “高尾さん、へびつかい座に新星を発見”. アストロアーツ. 2021年7月27日閲覧。
- ^ “北九州市の高尾さん、へびつかい座に新星らしき天体を発見”. アストロアーツ. 2021年7月27日閲覧。
- ^ “高尾明さんが明るい新星らしき天体を発見”. アストロアーツ. 2021年7月27日閲覧。
- ^ “福岡の高尾明さん、愛知の長谷田勝美さん、たて座に新星を発見”. アストロアーツ. 2021年7月27日閲覧。
- ^ “板垣さん、高尾さん、中村さんがいて座に新星を発見”. アストロアーツ. 2021年7月27日閲覧。