駄知駅

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駄知駅
だち
DACHI
山神 (1.6 km)
(1.3 km) 東駄知
地図
所在地 岐阜県土岐市駄知町
北緯35度19分27.9秒 東経137度13分34.2秒 / 北緯35.324417度 東経137.226167度 / 35.324417; 137.226167座標: 北緯35度19分27.9秒 東経137度13分34.2秒 / 北緯35.324417度 東経137.226167度 / 35.324417; 137.226167
所属事業者 東濃鉄道
所属路線 駄知線
キロ程 9.1 km(土岐市起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
開業年月日 1923年大正12年)1月22日
廃止年月日 1974年昭和49年)10月21日
備考 路線廃止に伴う廃駅
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駄知駅(だちえき)は、かつて岐阜県土岐市駄知町にあった東濃鉄道駄知線廃駅)である。

旧・駄知町の中心駅であり、旅客の他、陶磁器製品を扱う貨物駅でもあった。町民の間では当駅を西駅、東駄知駅を東駅と呼んでおり、現在も地名の通称として使用されている。

歴史[編集]

駅構造[編集]

スイッチバック構造の駅であり、旅客用としては1面2線の島式ホームを有していた。陶磁器製品を運搬するための貨物駅でもあったため、留置線、貨物側線、貨物ホームも有していた。当駅は駄知線の中心的な駅として、車両基地・運転基地・工場があり、広い構内を有していた。

駄知駅 構内配線略図(開業当時)

土岐津方面
駄知駅 構内配線略図(開業当時)
東駄知駅
凡例
出典:[1]
開業当時の構造。晩年は車庫線が増設された。


その他[編集]

  • 1932年(昭和7年)、当駅 - 東駄知駅間に小川町駅(土岐市駅から9.8 km)が開設されたが、1942年(昭和17年)頃に休止、1944 - 45年頃に廃止された。

現況[編集]

  • 駅跡地は東鉄バスバスターミナル(「駄知」停留所)及び車庫となり、駄知乗車券販売所及び営業所がおかれた。電車の車庫はそのままバスの整備場に転用され、そのなかに当時の線路が残っていたという。営業所は2019年(令和元年)9月に廃止。バスターミナル及び車庫も2022年(令和4年)9月30日に廃止となる[2]
  • 開業当時に建立された駄知鉄道開業記念碑が現存する。

隣の駅[編集]

東濃鉄道
駄知線
山神駅 - 駄知駅 - 東駄知駅

脚注[編集]

  1. ^ 清水武、『東濃鉄道』、pp.8,18、ネコ・パブリッシング、2005年8月、ISBN 978-4777051083
  2. ^ 東濃鉄道 駄知、駄知南山バス停をご利用のお客様へ

関連項目[編集]