鈴木みどり

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鈴木 みどり(すずき みどり、1941年4月26日 - 2006年7月23日)は、日本のメディア学者。

略歴[編集]

東京生まれ。1964年日本大学藝術学部映画学科卒業、1966年スタンフォード大学大学院修士課程修了(マスコミュニケーション学修士)。1967年ジャパンタイムズ記者、69年フリージャーナリスト。1994年立命館大学産業社会学部教授。在任中に65歳で死去[1]メディア・リテラシーが専門で、日本におけるメディア・リテラシーの先駆者の一人と評価された[2]

著書[編集]

  • 『テレビ・誰のためのメディアか』学芸書林 1992

編著[編集]

  • 『メディア・リテラシーを学ぶ人のために』編. 世界思想社 1997
  • 『Study guideメディア・リテラシー 入門編』編. リベルタ出版 2000
  • 『メディア・リテラシーの現在と未来』編. 世界思想社 2001
  • 『Study guideメディア・リテラシー ジェンダー編』編. リベルタ出版, 2003

翻訳[編集]

  • ウィリアム・メロディ『子どものテレビを侵すもの』高桑康雄共訳 聖文舎 1976
  • ジョー・フリーマン『女性解放の政治学』奥田暁子共訳 未来社 1978
  • ジェリー・マンダー『テレビ・危険なメディア ある広告マンの告発』時事通信社 1985
  • レオニー・カルディコット, ステファニー・ルランド『地球の再生 発言する女たち』奥田暁子共訳 三一書房 1989
  • 『戦場からリビングルームへ マイケル・アーレン集』 (アメリカ・コラムニスト全集)東京書籍 1993
  • D.バッキンガム『メディア・リテラシー教育 学びと現代文化』監訳 世界思想社 2006

脚注[編集]

  1. ^ 鈴木みどり教授略歴と業績
  2. ^ 坂本旬 (2021). “鈴木みどりのメディア・リテラシー論を再考する”. メディア情報リテラシー研究 3 (1): 149-164.