酒とバラの日々
酒とバラの日々 | |
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Days of Wine and Roses | |
![]() ポスター | |
監督 | ブレイク・エドワーズ |
脚本 | J・P・ミラー |
製作 | マーティン・マヌリス |
出演者 |
ジャック・レモン リー・レミック |
音楽 | ヘンリー・マンシーニ |
撮影 | フィル・ラスロップ |
編集 | パトリック・マコーマック |
公開 |
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上映時間 | 117分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
『酒とバラの日々』(Days of Wine and Roses)は、1962年制作のアメリカ映画。アルコールに溺れてゆくカップルの悲劇を描いたシリアスドラマ[1]。
ストーリー[編集]
宣伝会社の営業部に所属するジョーは得意先のパーティーで大会社の秘書カーステンをセミ・プロの女と間違えて怒らせる。翌日、彼女に詫び、何度も食事に誘う。陽気で酒好きのジョーとは反対に、カーステンは甘党だったが強くひかれる。植物園を経営するカーステンの父エリスに報告に行くが、不機嫌な父の顔を見て生まれて初めて自分から酒を求める。幸福な月日が流れ、女の子デビーも生まれる。
ジョーは酒の上の失敗で減俸され、出張が多くなる。淋しさから少しずつ飲むようになったカーステンは酔い潰れてアパートを火事にし、この事件でジョーはクビになる。ジョーは次々に職を変え、妻も飲酒がひどくなる。2人は禁酒に失敗。貧民街に移った一家は父の植物園で働くことになり、健康も回復。しかし、こっそり持ち込んだ酒で2人とも酔い潰れ、ジョーは強制入院。破滅を悟ったジョーは更正会の集会に出るようになったが、妻はアル中を認めず、家出し自堕落な生活を送る。やっと妻を見つけたジョーは妻の懇願でまた酒の虜になる。更正会の補導員はカーステンをエリスに預け、ジョーが更生するまで会えなくする。1年経ち、真面目に働き、小綺麗なアパートに住むジョーの所に妻が現れる。自分をアル中と認めない彼女はジョーの言葉に絶望して去る。デビーが「ママはよくなるの?」と尋ねると「僕が治ったろ」と答える。外にはバーを通り越して道を行く妻の姿が見えた。
キャスト[編集]
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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?版 | ||
ジョー | ジャック・レモン | 穂積隆信 |
クリステン | リー・レミック | 増山江威子 |
クリステンの父 | チャールズ・ビックフォード | 塩見竜介 |
ジム | ジャック・クラグマン | 大木民夫 |
リーランド | アラン・ヒューイット | 北村弘一 |
不明 その他 |
石森達幸 藤本譲 島木綿子 恵比寿まさ子 中島喜美栄 | |
演出 | 松原健一 | |
翻訳 | 宇津木道子 | |
効果 | サウンドハーモニー | |
調整 | 山田太平 | |
制作 | 日米通信社 | |
解説 | ||
初回放送 |
テーマ曲[編集]
映画の音楽を手がけたヘンリー・マンシー二が作曲し、ジョニー・マーサーが作詞した同名のテーマ曲「酒とバラの日々」はアカデミー歌曲賞を受賞し、ジャズのスタンダードナンバーとして多くの歌手がアレンジを凝らし歌い上げている。
脚注[編集]
- ^ タイトルはアーネスト・ダウスンの「どうして人の一生ははかなく、望みは尽きぬのだろう?」(Vitae Summa Brevis Spem Nos Vetat Incohare Longam")から採られていて、歌詞もこれに基づく。