近藤勝信

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近藤 勝信(こんどう かつのぶ、生没年不詳)とは、江戸時代初期の浮世絵師

来歴[編集]

師系不詳であるが、鳥居清信の門人かといわれる。享保期に漆絵8点、赤本1点、肉筆画11点ほどが知られている。赤本は享保8年(1723年)に刊行された西村重長著作の『吉原むかし絵本』1冊の挿絵である。この赤本には西村重長も挿絵を描いている。版元は芝神明前新道の大和屋が多い。勝信の画風は同時期の近藤清春鳥居派奥村政信奥村利信、西村重長に近いもので、全くの浮世絵系の絵師であるといえる。先行する近藤清春や近藤清信との関係も当然考慮されうるが未詳。ただし懐月堂派風ではないので、同名の梅祐軒勝信とは別人である。作品には確か描写力が見られるものの、近藤清春ほどの個性はない。「遊女と禿図」 「見立筒井筒図」のような得意の図様を持つのは、同時代の宮川長春と共通する。

作品[編集]

一枚絵
  • 「花売娘」 細判 漆絵 東京国立博物館所蔵
  • 「市川団十郎 市川門之助」 細判 漆絵 東京国立博物館所蔵
  • 「歌比丘尼」 細判 漆絵 シカゴ美術館所蔵
  • 「詠歌美人図」 細判 漆絵 大英博物館所蔵
  • 「恵比寿・大黒」 細判2枚組黒摺筆彩
  • 「猿と桃」 細判黒摺筆彩 ミッチェル・コレクション
肉筆画
作品名 技法 形状・員数 寸法(縦x横cm) 所有者 年代 落款・印章 備考
蚊帳美人図 紙本着色 出光美術館
美人図 紙本墨画着色 1幅 57.4x31.7 東京芸術大学大学美術館 款記「近藤勝信筆」 安藤広近の模本[1]
見立筒井筒図 紙本着色 日本浮世絵博物館
縁先美人図 絹本着色 日本浮世絵博物館
見立松風図 紙本着色 1幅 90.5x49.6 奈良県立美術館 無款記/「近藤氏」白文方印[2]
遊女と禿図 紙本着色 1幅 85.0x35.4 熊本県立美術館[3]
遊女と禿図 紙本着色 1幅 101.5x47.8 ボストン美術館 款記「近藤勝信筆」/「近藤氏」白文方印[4]
見立鉢の木図 紙本着色 1幅 88.3x41.7 ボストン美術館 款記「勝信筆」/「近藤氏」白文方印[5]
本を読む遊女図 紙本着色 1幅 48.9x61.7 ボストン美術館 款記「近藤勝信筆」/「近藤氏」白文方印[6]
見立筒井筒図 紙本着色 フリーア美術館
高尾太夫図 紙本着色 1幅 インディアナポリス美術館 款記「近藤勝信筆」/「近藤氏」白文方印[7]

脚注[編集]

参考文献[編集]