藤井勉
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藤井 勉(ふじい つとむ、1948年5月8日 - 2017年9月12日)は、日本の洋画家。自身の娘3人の成長を細密な描写により描いた油彩作品で知られている[1]。
略歴
[編集]1948年(昭和23年)5月秋田県仙北郡飯詰村天神堂、または仙南村[1](現美郷町)に藤井吉五郎の次男として生まれる[2]。六郷町立六郷中学校、秋田県立六郷高等学校を経て岩手大学教育学部特設美術科に進み、以後岩手県盛岡市を拠点として創作活動に入った[2]。代表作は「風」「剣」「寂」[2]。
2017年(平成29年)9月12日、心不全のため、盛岡市内の病院で死去、69歳[3]。
エピソード
[編集]- 幼少期の藤井が描いた吉祥画が本堂天井画板のひとつとして、美郷町金沢西根百目木の百記山等心寺(浄土真宗大谷派)に飾られている[2]。
- 2018年9月29日から2019年3月10日までサトエ記念21世紀美術館で「藤井勉展~家族の肖像・画家への追想~」が開催された[1]。
- 2022年10月29日から美郷町学友館にて特別展「ふるさと美郷の画家三人展」(渋谷重弘、髙橋清見、藤井勉)を開催。
おもな作品
[編集]- 「祝婚歌」(油彩10号)
- 「待宵草」(油彩15F)
- 「夏の光」(油彩5F)
- 「新雪」(油彩10F)
- 「生ふたたび」(水彩50F)
参考文献
[編集]- 仙南村村史編纂委員会(編) 編『仙南村郷土誌』仙南村、1992年7月。. NCID BN09196585
著書
[編集]- 『白い山脈―藤井勉―画文集』求龍堂 1984年ISBN 978-4763084033
- 『藤井勉第二画集』講談社1985年ISBN 978-4062008600
- 藤井智恵子 文、藤井勉 絵『たなごころ』求龍堂 1986年ISBN 978-4763086075
- 『藤井勉画集 (求龍堂グラフィックス)』求龍堂1993年ISBN 978-4763093226
- 『藤井 勉画集 魅惑の大地』金の星社2005年ISBN 978-4323070728
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c サトエ記念21世紀美術館「藤井勉展~家族の肖像・画家への追想~」[リンク切れ]
- ^ a b c d 『仙南村郷土誌』(1992)p.1047
- ^ 藤井 勉氏(ふじい・つとむ=画家) 岩手日報 2017年11月29日閲覧[リンク切れ]