箱車

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箱車(はこしゃ、はこぐるま)とは、

  1. ハコシャ:箱状の自動車の形態。
    1. トラック業界で、バンボディの車輛のこと。パネルバンやドライバンともいう。直方体で箱形の荷室を備えた特装車で普通は2トン車、4トン車から10トン車まで荷台の上横がパネルで囲われていればすべてパネルバンであり箱車。貨物自動車を参照。
    2. レーシングカーの形態で、フォーミュラカーなどのレース専用車に対比して、ストックカーや、ツーリングカーレース等で使用される市販車ベースの競技車両の日本での通称。単に「ハコ」とも。ハッチバックなどの2ボックスカーを含むセダンクーペ/ハードトップ自動車検査証(車検証)の「車体の形状」に「箱型」と記載されることに由来する。なお、箱車に含まれない(一般乗用車を含む)形態としては、オープンカーは「型」、ステーションワゴンは「ステーションワゴン」となる。ツーリングカーも参照。
    3. 一般乗用車の形態で、ワンボックス車を中心にミニバン等を含む。2004年頃から一部自動車雑誌で使われ始めた。
    4. 西日本車体工業ボディのバス(58MC以後)の俗称。
  2. ハコグルマ:箱に車がついているもの。
    1. 主に木箱に木の車輪がつく。現代では子供のおもちゃとしてつかわれることが多い。
    2. 漫画『子連れ狼』に登場する架空の乳母車。主人公・拝一刀の子・拝大五郎を乗せるために用いられ武装が施されている。詳細は子連れ狼#用語を参照。