立原勇

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立原 勇(たちはら いさむ、1962年[1] - )は、東京都足立区出身の日本作曲家である[1]水戸室内管弦楽団[2]パリギャルド・リュパブリケーヌ吹奏楽団、ドレスデン室内管弦楽団等の内外のオーケストラの編曲も担当する[3]

来歴[編集]

越谷市立光陽中学校を経て埼玉県立春日部高等学校を卒業した[1]

東京芸術大学音楽学部作曲科に入学した[1]。作曲を浦田健次郎山田泉松村禎三に、ピアノを佐藤俊に師事した[1]。卒業後は宗教音楽をテーマにヨーロッパ中東東南アジアを半年間をかけて歴訪した[1]

エルサレム滞在中の筆による「"Sinfonia"-for orchestra」が第19回現代日本オーケストラ演奏会に取り上げられ、小松一彦指揮・東京フィルハーモニー交響楽団により初演され、日本交響楽振興財団第17回作曲賞を受賞した[1]。同作品はサントリー音楽財団主催の芥川作曲賞にノミネートされ、小松一彦指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏でサントリーホールにて再演された[1]。作曲家・武満徹の最晩年のアシスタントを勤めた[1]

国際コンクール歴[編集]

主な作品[編集]

オーケストラ曲[編集]

  • Sinfonia -for Orchestra-[1]
  • 祭司エリエゼル等のラッパ-オーケストラのための[1]
  • 2つの祈り-オーケストラのための[1]
  • A Revelation(ピアノ協奏曲)[1]
  • 祈り XII - 2本のトランペットと室内オーケストラのための -[1]

音楽劇[編集]

  • 劇音楽「かっぱの人助け」[1]
  • 音楽劇「お光が大蛇になった」[1]
  • 古の世に想いを馳せ−蓮田の風景−[1]

室内楽[編集]

  • 祈り VII ショスタコーヴィチへのオマージュ[1]
  • 二つの川 - ヴァイオリン、チェロとピアノのための -[1]
  • 祈り XX - 弦楽六重奏(2 Vln., 2 Vla., 2 Vc.)のための -[1]
  • 祈り - ナチュラルトランペット4重奏 -[1]
  • A Mass for 7 Trumpet Players[1]
  • 祈り VI(for Bass Trombone and Piano)[1]
  • 祈り IX(for Trombone Quartet)[1]
  • 祈り XII(for 2 Trumpets and Piano)[1]
  • SERENATA II -for Bugle、Bass Trombone、and Piano-[1]

独奏曲[編集]

  • 「舞」 - 無伴奏トランペットソロのための -[1]
  • The Signs(トロンボーン無伴奏ソロ)[1]
  • 天人の五衰 - 無伴奏トランペットソロ -[1]

著書[編集]

  • 「舞」 - 無伴奏トランペットソロのための -(アイティエス・ミュージック・スタジオ)
  • SERENATA II(アイティエス・ミュージック・スタジオ)
  • ブルグミュラー程度による クラシック名曲プロムナード(1)(ドレミ楽譜出版社
  • ブルグミュラー程度による クラシック名曲プロムナード(2)(ドレミ楽譜出版社)
  • ブルグミュラー程度による クラシック名曲プロムナード(3)(ドレミ楽譜出版社)
  • やさしくたのしい こどものクラシックピアノコンサート(ドレミ楽譜出版社)
  • バイエル程度で楽しめる やさしいピアノクラシックメロディー(ドレミ楽譜出版社)
  • バイエルからツェルニー30番程度 気軽にガーシュウィン/ピアノセレクション(ドレミ楽譜出版社)
  • バイエルからツェルニー30番程度 気軽にドビュッシー/ピアノセレクション(ドレミ楽譜出版社)
  • バイエルからツェルニー30番程度 気軽にバロック/ピアノセレクション(ドレミ楽譜出版社)

[4]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag アイティエス・ミュージック・スタジオ --作曲家:立原 勇--”. アイティエス・ミュージック・スタジオ. 2017年4月9日閲覧。
  2. ^ 水戸芸術館|音楽|公演情報”. 水戸芸術館. 2017年4月9日閲覧。
  3. ^ メランジェ合奏団のページ”. メランジェ合奏団. 2017年4月9日閲覧。
  4. ^ amazon.co.jp 立原 勇作品一覧、著者略歴 - Amazon.co.jp

外部リンク[編集]