矢部史郎
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矢部 史郎 | |
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本名 | 渡辺 洋一 |
生誕 |
1971年6月16日(53歳) 日本・東京都北区 |
職業 | 思想家 |
活動期間 | 2001年 - |
ジャンル | 現代思想、哲学、文学評論 |
代表作 |
『無産大衆神髄』 『愛と暴力の現代思想』 『原子力都市』 |
矢部 史郎(やぶ しろう、1971年6月16日 - )は、日本の思想家、政治活動家。愛知県春日井市在住。
その思考は、フェリックス・ガタリ、ジル・ドゥルーズ、アントニオ・ネグリ、パオロ・ヴィルノなど、フランス・イタリアの現代思想を基礎にしている。
1990年代よりネオリベラリズム批判、管理社会批判を山の手緑らと行っている。ナショナリズムや男性中心主義への批判、大学問題なども論じている。ミニコミの編集・執筆などを経て,1990年代後半より、「現代思想」(青土社)、「文藝」(河出書房新社)などの思想誌・文芸誌などで執筆活動を行う。2006年には思想誌「VOL」(以文社)編集委員として同誌を立ち上げた。
また、さまざまな社会運動にも関与しており、イラク戦争などにおける反戦運動(例えば渋谷でのレイブデモなど)、落書きでの被逮捕者(公共物へ落書きをして逮捕された)への支援、2008年洞爺湖サミットへの抵抗行動などを積極的に行っている。
略歴
[編集]高校を退学後、とび職、工員、書店員、バーテンなど職を転々としながら、独特の視点と文体で執筆活動を続ける。
1996年夏、海外のレイブ文化に影響を受け、深夜の新宿中央公園でレイヴ・パーティを試みる。
2009年に在日特権を許さない市民の会のカウンターを行い、在特会の横断幕窃盗で逮捕される[1]。
著作
[編集]著書
[編集]- 無産大衆神髄(山の手緑との共著 河出書房新社、2001年)
- 愛と暴力の現代思想(山の手緑との共著 青土社、2006年)
- 原子力都市(以文社、2010年)
- 3・12の思想(以文社、2012年3月)
- 放射能を食えというならそんな社会はいらない、ゼロベクレル派宣言(新評論、2012年6月)
編著
[編集]- VOL Lexicon(白石嘉治、矢部史郎 以文社、2009年)
脚注
[編集]- ^ 3.11後の叛乱 反原連・しばき隊・シールズ 集英社新書WEBコラム