相模野基線

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相模野基線(さがみのきせん)は、神奈川県北東部に設定された、日本三角測量の基点となる直線(基線)の一つである。

北端を高座郡下溝村(現・相模原市南区麻溝台四丁目)の下溝村三角点、南端を高座郡座間入谷村(現・座間市ひばりが丘一丁目)の座間村三角点とし、両地点を結ぶ直線が相模野基線である。明治15年(1882年)、陸軍参謀本部測量課(後の陸軍陸地測量部。現・国土交通省国土地理院)が定めた。明治15年(1882年)9月から10月にかけて両地点間の測量が行われ、基線の全長が5209.9697メートルと算出された。

相模野基線を基点として日本全国の三角点網が作られることになるが、それは以下の手順で行われた。

  • 相模野基線を底辺として、相模野基線の西の鳶尾山三角点(厚木市棚沢 鳶尾山頂)と、東の長津田村三角点(横浜市緑区長津田高尾山頂)の相対的な位置を三角測量により求める。
  • 鳶尾山三角点と長津田村三角点を結ぶ線を底辺として、北の連光寺村三角点(東京都多摩市連光寺 天王森公園内)と南の浅間山三角点(平塚市 高麗山公園内)の相対的な位置を三角測量により求める。
  • 連光寺村三角点と浅間山三角点を結ぶ線を底辺として、西の丹沢山(神奈川県)と東の鹿野山(千葉県)の相対的な位置を三角測量により求める。
  • 丹沢山と鹿野山を結ぶ線を底辺として、日本経緯度原点(東京都港区麻布台)の相対的な位置を三角測量により求める。日本経緯度原点の経緯度はすでにわかっているので、これにより丹沢山・鹿野山の経緯度が確定することになる。

日本経緯度原点・丹沢山・鹿野山を結ぶ三角形の各辺を基点として、日本全国に一等三角点網が形成された。

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