百会穴

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百會穴(ひゃくえけつ)は、督脈に属す第20番目の経穴である。

部位[編集]

耳介(耳たぶ)の上端を結んだ垂直線と正中線が十文字に交差するところ。また、耳介を前方に折り曲げ、その上端を結んだところに取れと書いてある本もある。熟練した鍼灸師は、そのあたりを指先で触診し、やや凹んだ感じのするところを百会としている。

名前の由来[編集]

多くの経絡が会合するところの意味。実際には督脈と膀胱経、三焦経、胆経が合流する(交会穴)。また、足三里穴に勝るとも劣らないほど適応症が多く、著効があることから名付けられたともいう。

効能[編集]

中風七穴の筆頭に位置づけられており、脳血管障害やその後遺症である半身不随や言語障害などに効果がある。てんかんや自律神経失調症・不眠症などの神経・精神の症状から夜尿症、痔核などにも効果がある。

注意[編集]

かつては三稜鍼を使った瀉血が行われていた。今は鍼か灸であるが、鍼は、水平に浅く刺すのがよい。灸もよく効くが、多かれ少なかれ髪の毛を焼いてしまうし、はげた人では醜い跡がつくので、患者によく説明して同意を得てから行う必要がある。