田中修実

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

田中 修實(たなか おさみ、1947年1月25日 - )は、日本史学者、就実短期大学教授。

人物[編集]

岡山県真庭郡二川村(現・真庭市)生まれ。

1965年岡山県立勝山高等学校卒業。1969年同志社大学法学部卒業。1972年立命館大学大学院文学研究科日本史学専攻修士課程修了。岡山県で公立高校の教諭、岡山県総務部県史編纂室主査などを経て、就実短期大学教授・就実大学人文科学部兼任講師・同吉備地方文化研究所所員。1995年「日本中世の法と権威」で博士(文学 立命館大学)。

専攻は日本中世史・日本法制史で、受領官途の在地効果説の提唱者として知られる一方、岡山県内自治体史の編纂に多く携わる。ただし、受領官途の在地効果説は、木下聡「在国受領」(同『中世武家官位の研究』吉川弘文館、2011年)などの研究で実証が伴っていないと指摘されており、現在では否定されている。主著『日本中世の法と権威』(高科書店、1993)における史料の誤読、我田引水的な史料解釈は、新田一郎による同書の書評「田中修実『日本中世の法と権威』」(『歴史評論』564、1997)で手厳しく批判された。

著書[編集]

  • 日本中世の法と権威 高科書店 1993.10
  • 地域の一隅に生きる 余滴中世の吉備 吉備人出版 2001.11
  • 余滴中世の吉備 吉備人出版 2001.11

共編著[編集]

  • 鴨方町史 本編 岡山県浅口郡鴨方町 1990.10
  • 岡山県史 年表 岡山県 1991.3
  • 鴨方町史 史料編 岡山県浅口郡鴨方町 1993.3
  • 牛窓町史 資料編Ⅱ 岡山県邑久郡牛窓町 1997.11
  • 牛窓町史 通史編 岡山県邑久郡牛窓町 2001.3
  • 大原町史 史料編(中) 岡山県美作市 2006.10
  • 美作町史 資料編Ⅰ 岡山県美作市 2006.11
  • 邑久町史 史料編(上) 岡山県瀬戸内市 2007.3
  • 大原町史 通史編 岡山県美作市 2008.3
  • 図説 美作の歴史 郷土出版社 2008.3
  • 邑久町史 通史編 岡山県瀬戸内市 2009.3

論文・史料紹介[編集]

  • 「揺籃期の『井ヶ田法史学』ー『日本固有法』『日本法理』の時代との問題史的対比からー」 『同志社法学』第49巻第5号(257号) 1998.3
  • 「中世後期『美作国衙』関係史料」 『吉備地方文化研究』第15号 2005.3
  • 「『萩藩閥閲録』に見える宇喜多氏関係史料」 『就実論叢』第35号 2006.3
  • 「毛利備中守隆元の官途と備中国侍の動向ーいわゆる中世受領名官途『在地効果』論の立場から-」 『就実論叢』第36号 其の一(人文篇) 2007.2