猫丸先輩シリーズ

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猫丸先輩シリーズ』(ねこまるせんぱいシリーズ)は、日本推理作家である倉知淳の一連の作品群である。2008年7月現在の最新刊は『猫丸先輩の空論 ‐超絶仮想事件簿‐』(2005年9月5日、講談社ノベルス)。

概要[編集]

長編1篇、短編集4冊(短編27篇)、計5冊から成る。

初期では死体の登場する通常の本格推理小説を主に扱っていたが、次第にいわゆる日常の謎を扱う割合が増えている。

主な登場人物[編集]

  • 猫丸先輩(ねこまるせんぱい)

作品中、下の名は明かされていない。小柄、童顔のせいで年齢も不詳だが、初登場時(「五十円玉に十枚の謎 解答編」)では20才代、その後は30代前半と記述されている。子猫のような眼に前髪を長く垂らす。本シリーズの一貫した探偵役。飄々とした性格で身のこなしも猫のようにしなやか。大学を出た後も定職に就かず、様々なアルバイトを経験し、後輩にアルバイトの世話をさせても悪びれることなく飄々と世を渡っている。

  • 八木沢 行寿(やぎさわ ゆきとし)

小雑誌の編集者。猫丸の大学時代の後輩。2年後輩である。中肉中背。猫丸にライターの仕事を紹介するなど何かと世話を焼くが、振り回される主な被害者でもある。

シリーズ作品[編集]

日曜の夜は出たくない[編集]

過ぎ行く風はみどり色[編集]

幻獣遁走曲 ‐猫丸先輩のアルバイト探偵ノート‐[編集]

  • 猫の日の事件
  • 寝ていてください
  • 幻獣遁走曲
  • たたかえ、よりきり仮面
  • トレジャーハント・トラップ・トリップ

猫丸先輩の推測[編集]

  • 夜届く(『メフィスト』1999年9月号)
  • 桜の森の七分咲きの下(『メフィスト』2001年1月号)
  • 失踪当時の肉球は(『メフィスト』2001年5月号)
  • たわしと真夏とスパイ(『メフィスト』2002年1月号)
  • カラスの動物園(『メフィスト』2002年5月号)
  • クリスマスの猫丸

猫丸先輩の空論 ‐超絶仮想事件簿‐[編集]

  • 水のそとの何か(『メフィスト』2003年5月号)
  • とむらい自動車(『メフィスト』2003年9月号)
  • 子ねこを救え(『メフィスト』2004年1月号)
  • な、なつのこ(『メフィスト』2005年1月号、5月号)
  • 魚か肉か食い物(『メフィスト』2005年9月号)
  • 夜の猫丸

アンソロジー・その他登場作品[編集]

  • 「五十円玉二十枚の謎 解答編」
  • 「揃いすぎ」
  • 「毒と饗宴の殺人」
    • 短編、倉知淳作品集『こめぐら』(ISBN等は以下)のボーナストラックとして収録。初出は『小説新潮』1997年4月号。