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* 藤田泰宏, 牛田善久. "熱可塑性樹脂." 高分子 34.5 (1985): 394-397. |
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* [http://www.jpif.gr.jp/ 日本プラスチック工業連盟] |
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* [http://www.plaken.com/index.htm 日本プラスチック加工研究会] |
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2018年1月5日 (金) 02:31時点における版
熱可塑性樹脂(ねつかそせいじゅし、英: Thermoplastic resin)は加熱により軟化する高分子。
概要
熱可塑性樹脂はガラス転移温度または融点に達すると軟化する。熱可塑性樹脂は機械加工に適さない場合が多々あるので射出成形や真空成形等が一般的に適用される。熱硬化性樹脂よりも靭性が優れ、成形温度は高いが短時間で成形できるので生産性が優れる。その他にもホットメルト接着剤や熱溶解積層法の3Dプリンタなどに使用される[1][2]。加熱すれば何度でも成形できるのでリサイクルが比較的容易。
熱可塑性樹脂の例
汎用プラスチック
家庭用品や電気製品の外箱(ハウジング)、雨樋や窓のサッシなどの建築資材、フィルムやクッションなどの梱包資材等、比較的大量に使われる。
- ポリエチレン (PE)
- ポリプロピレン (PP)
- ポリ塩化ビニル (PVC)
- ポリスチレン (PS)
- ポリ酢酸ビニル (PVAc)
- ポリウレタン(PUR)
- テフロン — (ポリテトラフルオロエチレン、PTFE)
- ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)
- AS樹脂
- アクリル樹脂 (PMMA)
他
エンジニアリング・プラスチック
詳細は「エンジニアリングプラスチック」を参照
家電製品に使われている歯車や軸受け、CDなどの記録媒体等、強度や壊れにくさを特に要求される部分に使用される。略してエンプラとも呼ばれる。
- ポリアミド (PA)
- ポリアセタール (POM)
- ポリカーボネート (PC)
- 変性ポリフェニレンエーテル(m-PPE、変性PPE、PPO)
- ポリエステル (PEs)の内、
- ポリエチレンテレフタレート (PET)
- グラスファイバー強化ポリエチレンテレフタレート (GF-PET)
- ポリブチレンテレフタレート (PBT)
- 環状ポリオレフィン (COP)
他
スーパーエンジニアリングプラスチック
詳細は「エンジニアリングプラスチック」を参照
特殊な目的に使用され、エンプラよりもさらに高い熱変形温度と長期使用出来る特性を持つ。略してスーパーエンプラとも呼ばれる。
- ポリフェニレンスルファイド (PPS)
- ポリテトラフロロエチレン(PTFE)一般的にテフロンと呼ばれる。
- ポリサルフォン (PSF)
- ポリエーテルサルフォン (PES)(Polyethersulfone)
- 非晶ポリアリレート (PAR)
- 液晶ポリマー (LCP)
- ポリエーテルエーテルケトン (PEEK)
- 熱可塑性ポリイミド (PI)
- ポリアミドイミド (PAI)(Polyamide-imide)
他
出典
関連項目
参考文献
- 藤田泰宏, 牛田善久. "熱可塑性樹脂." 高分子 34.5 (1985): 394-397.
外部リンク
- プラスチックとプラスチックリサイクル
- 日本プラスチック工業連盟
- 日本プラスチック加工研究会
- 井上隆、熱可塑性エラストマーの構造と物性 日本ゴム協会誌 57.11 (1984): 668-675, doi:10.2324/gomu.57.668