「アスペクト比」の版間の差分

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; [[画面アスペクト比]]
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: 画面の幅と高さの数値比率。
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; [[ピクセルアスペクト比]]
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: 画素の幅と高さの数値比率。
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; [[標準画質映像|従来型のテレビ]](SDTV)
; [[標準画質映像|従来型のテレビ]](SDTV)
: 画面は4:3(1.33:1)。[[パーソナルコンピュータ]]の[[画面解像度]]の比率で、[[Video Graphics Array|640×480]]・[[XGA|1024×768]]がこの条件を満たす例である。
: 画面は4:3(1.33:1)。[[パーソナルコンピュータ]]の[[画面解像度]]の比率で、[[Video Graphics Array|640×480]]・[[XGA|1024×768]]がこの条件を満たす例である。

; [[高精細度テレビジョン放送|ハイビジョン]](HDTV)
; [[高精細度テレビジョン放送|ハイビジョン]](HDTV)
: 画面は16:9(1.78:1)。主にフルハイビジョンテレビもしくはフルハイデフィニションテレビの画面解像度での1920×1080が16:9の条件を満たす。
: 画面は16:9(1.78:1)。主にフルハイビジョンテレビもしくはフルハイデフィニションテレビの画面解像度での1920×1080が16:9の条件を満たす。

; [[映画]]
; [[映画]]
: スクリーンは、1.33(あるいは1.37):1(スタンダード)、1.85:1([[ビスタビジョン|ビスタ]])、2.35:1([[シネマスコープ]])など。[[画面アスペクト比#映画映像のアスペクト比|映画映像のアスペクト比]]を参照。
: スクリーンは、1.33(あるいは1.37):1(スタンダード)、1.85:1([[ビスタビジョン|ビスタ]])、2.35:1([[シネマスコープ]])など。[[画面アスペクト比#映画映像のアスペクト比|映画映像のアスペクト比]]を参照。

; [[額縁放送]]・[[レターボックス (映像技術)|レターボックス]]
; [[額縁放送]]・[[レターボックス (映像技術)|レターボックス]]
: 媒体の[[画面アスペクト比]]とコンテンツの画面アスペクト比が異なるときに起こる。
: 媒体の[[画面アスペクト比]]とコンテンツの画面アスペクト比が異なるときに起こる。

; [[ディスプレイ (コンピュータ)|コンピュータのディスプレイ]]
; [[ディスプレイ (コンピュータ)|コンピュータのディスプレイ]]
: 現代のコンピュータのワイド液晶の多くは16:10(1.6:1)。[[画面解像度]]の例としては、1440×900(WXGA+)、1680×1050(WSXGA+)、1920×1200(WUXGA)など。フルハイビジョンテレビもしくはフルハイデフィニションテレビの[[画面解像度]]の1920×1080を完全に表示するには1920×1200(WUXGA)が必要。
: 現代のコンピュータのワイド液晶の多くは16:10(1.6:1)。[[画面解像度]]の例としては、1440×900(WXGA+)、1680×1050(WSXGA+)、1920×1200(WUXGA)など。フルハイビジョンテレビもしくはフルハイデフィニションテレビの[[画面解像度]]の1920×1080を完全に表示するには1920×1200(WUXGA)が必要。

; [[紙の寸法]]
; [[紙の寸法]]
: A版・B版は1.414:1(√2:1、[[白銀比]])。[[新書]]版は1.618:1([[黄金比]])。
: A版・B版は1.414:1(√2:1、[[白銀比]])。[[新書]]版は1.618:1([[黄金比]])。

; [[写真#アスペクト比|写真のアスペクト比]]
; [[写真#アスペクト比|写真のアスペクト比]]
: 16:9。ハイビジョンテレビの画面に同じ。パノラマ写真の一種。アドバンストフォトシステムの規格(APS-H)。一部のデジタルカメラでも使われる。
: 16:9。ハイビジョンテレビの画面に同じ。パノラマ写真の一種。アドバンストフォトシステムの規格(APS-H)。一部のデジタルカメラでも使われる。
: 3:2。35ミリフィルムのほとんどを占める規格。デジタル一眼レフカメラでも使われる。
: 3:2。35ミリフィルムのほとんどを占める規格。デジタル一眼レフカメラでも使われる。
: 4:3。一般的なテレビ画面(NTSC)やコンピュータのディスプレイに同じ。コンパクトデジタルカメラなどで主流。
: 4:3。一般的なテレビ画面(NTSC)やコンピュータのディスプレイに同じ。コンパクトデジタルカメラなどで主流。

; [[広告]]の寸法
; [[広告]]の寸法

; [[タイヤ#表示|タイヤコード]]
; [[タイヤ#表示|タイヤコード]]
; [[タイヤ#表示|タイヤのサイズ]]
; タイヤのサイズ

; [[卓球]]
; [[卓球]]
: ラケットの粒高ラバーの粒の(高さ÷直径)の割合。1.1以上だと反則になる。
: ラケットの粒高ラバーの粒の(高さ÷直径)の割合。1.1以上だと反則になる。

; 鳥や航空機の翼の形状
; 鳥や航空機の翼の形状
: [[翼#形状関係]]、[[翼平面形]]を参照。
: [[翼#形状関係]]、[[翼平面形]]を参照。

; [[レンズ|光学レンズ]]の[[非点収差]]
; [[レンズ|光学レンズ]]の[[非点収差]]
: [[光学]]における[[収差]]の分類の一つで、結像部分のボケ方の縦横比。[[:en:Astigmatism]]に詳しい。
: [[光学]]における[[収差]]の分類の一つで、結像部分のボケ方の縦横比。[[:en:Astigmatism]]に詳しい。

; 建築のアスペクト比(塔状比)
; 建築のアスペクト比(塔状比)
: 建物の高さ方向と幅方向の長さの比率。高層建築に三角形だったり半円だった場合、矩形に換算して計算するのが普通。(塔状比=高さ/幅) 塔状建物のように、アスペクト比が大きいと、風荷重を受けた時、1方向からの転倒モーメントが大きくなり、そのような場合は建物の脚部に発生する引抜き力に対しての考慮が必要となる。
: 建物の高さ方向と幅方向の長さの比率。高層建築に三角形だったり半円だった場合、矩形に換算して計算するのが普通。(塔状比=高さ/幅) 塔状建物のように、アスペクト比が大きいと、風荷重を受けた時、1方向からの転倒モーメントが大きくなり、そのような場合は建物の脚部に発生する引抜き力に対しての考慮が必要となる。

2016年12月5日 (月) 16:25時点における版

アスペクト比(アスペクトひ、 英語: aspect ratio)は、矩形における長と短辺の比率

タイヤのような3次元形状の中の2次元平面(トーラス面)、あるいはロッド長さ直径のようなものにも適用される。使用される代表的な物は、映像航空機の形状、微細加工における穴径と深さなどである。長辺:短辺(横縦比)または短辺:長辺(縦横比)で表されるが、ここでは長辺:短辺で統一する。なお、テレビデジタルビデオ関係では長辺:短辺(横縦比)で表されることが多いが、映画界では伝統的に短辺:長辺(縦横比)で表されることが多い。

応用例

画面アスペクト比
画面の幅と高さの数値比率。
ピクセルアスペクト比
画素の幅と高さの数値比率。
従来型のテレビ(SDTV)
画面は4:3(1.33:1)。パーソナルコンピュータ画面解像度の比率で、640×4801024×768がこの条件を満たす例である。
ハイビジョン(HDTV)
画面は16:9(1.78:1)。主にフルハイビジョンテレビもしくはフルハイデフィニションテレビの画面解像度での1920×1080が16:9の条件を満たす。
映画
スクリーンは、1.33(あるいは1.37):1(スタンダード)、1.85:1(ビスタ)、2.35:1(シネマスコープ)など。映画映像のアスペクト比を参照。
額縁放送レターボックス
媒体の画面アスペクト比とコンテンツの画面アスペクト比が異なるときに起こる。
コンピュータのディスプレイ
現代のコンピュータのワイド液晶の多くは16:10(1.6:1)。画面解像度の例としては、1440×900(WXGA+)、1680×1050(WSXGA+)、1920×1200(WUXGA)など。フルハイビジョンテレビもしくはフルハイデフィニションテレビの画面解像度の1920×1080を完全に表示するには1920×1200(WUXGA)が必要。
紙の寸法
A版・B版は1.414:1(√2:1、白銀比)。新書版は1.618:1(黄金比)。
写真のアスペクト比
16:9。ハイビジョンテレビの画面に同じ。パノラマ写真の一種。アドバンストフォトシステムの規格(APS-H)。一部のデジタルカメラでも使われる。
3:2。35ミリフィルムのほとんどを占める規格。デジタル一眼レフカメラでも使われる。
4:3。一般的なテレビ画面(NTSC)やコンピュータのディスプレイに同じ。コンパクトデジタルカメラなどで主流。
広告の寸法
タイヤコード
タイヤのサイズ
卓球
ラケットの粒高ラバーの粒の(高さ÷直径)の割合。1.1以上だと反則になる。
鳥や航空機の翼の形状
翼#形状関係翼平面形を参照。
光学レンズ非点収差
光学における収差の分類の一つで、結像部分のボケ方の縦横比。en:Astigmatismに詳しい。
建築のアスペクト比(塔状比)
建物の高さ方向と幅方向の長さの比率。高層建築に三角形だったり半円だった場合、矩形に換算して計算するのが普通。(塔状比=高さ/幅) 塔状建物のように、アスペクト比が大きいと、風荷重を受けた時、1方向からの転倒モーメントが大きくなり、そのような場合は建物の脚部に発生する引抜き力に対しての考慮が必要となる。

出典

関連項目