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2012年12月8日 (土) 08:53時点における版
長野県道・岐阜県道39号奈川野麦高根線(ながのけんどう・ぎふけんどう39ごう なかわのむぎたかねせん)は、長野県松本市奈川から野麦峠を越えて岐阜県高山市高根町に至る主要地方道。古くから信濃と飛騨を結んでいる野麦街道の一部である。
概要
現在では長野県と飛騨地方を結ぶ道路は国道158号が主要となっているが、野麦峠を通るこの道は野麦街道としてそれ以前の主要街道であった。その後野麦街道は、県道松本高山線として受け継がれ、そのうちの旧長野県南安曇郡奈川村と旧岐阜県大野郡高根村の区間が路線の名称変更を経て、現在の奈川野麦高根線となって今日に至る。
野麦街道は明治以降に諏訪地方で勃興した製糸産業の工場へ働きに出た飛騨地方の女性が通った街道であるが、その中で命を落とした者も数多くいたといわれ、「女工哀史」や映画「あゝ野麦峠」などでも知られる街道である。野麦峠にはそれらを慰霊する碑や施設などがある。
なお、野麦峠周辺は、冬季通行止めとなる。
路線データ
- 起点:長野県松本市奈川(長野県道26号奈川木祖線交点)
- 終点:岐阜県高山市高根町(国道361号交点)
沿革
- 1971年(昭和46年)9月13日:寄合渡日和田線を寄合渡阿多野郷線へ変更。
- 1976年(昭和51年)4月1日:寄合渡阿多野郷線を主要地方道奈川野麦高根線へ指定[1]。
- 1976年(昭和51年)10月14日:寄合渡阿多野郷線を奈川野麦高根線へ変更。
通過する自治体
峠
交差する道路
- 長野県道26号奈川木祖線(長野県松本市)
- 国道361号(岐阜県高山市)
別名
- 野麦街道(松本市)
- 飛騨街道(高山市)
脚注
- ^ 昭和51年建設省告示第694号