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2011年5月7日 (土) 09:12時点における版
肋骨(ろっこつ)は、胸部内臓を覆う骨である。あばら骨とも言い、脊椎から内臓を取り囲む形で付いている。ほとんどの脊椎動物には肋骨があり、外界からの衝撃から内臓を保護する役割を果たしている。
人間の肋骨
骨: 肋骨 | |
---|---|
ヒトの肋骨(前面) | |
名称 | |
日本語 | 肋骨 |
英語 | rib |
ラテン語 | costae |
関連情報 | |
MeSH | Ribs |
グレイ解剖学 | 書籍中の説明(英語) |
人間の肋骨は全部で二十四本で両側に十二本ずつ、それぞれ第一肋骨~第十二肋骨と名前が付いている。
そのうち第一肋骨~第七肋骨は胸骨外側縁と接しており完全に胸部を覆っているのに対して、第八肋骨~第十二肋骨は胸骨と接しておらず前腹部は開いている。肋骨全体としては肺と心臓をその内部に抱え、肝臓がその内部にほぼ収まる。
また肋骨は骨折しやすい骨としても知られている。一本一本が細く衝撃に対して弱いためであり、主な原因としては外衝撃のほかに咳などによる疲労骨折が挙げられる。他方で折れてもダメージが少ない場合がある骨でもある。深く折れて内臓に刺されば命取りになりかねないが、一本軽く折れた程度の場合、互いに支え合っているのでさほどの苦痛はない。
画像
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ヒトの肋骨(後面)
外部リンク
- 肋骨 - 慶應医学部解剖学教室 船戸和弥