瀬尾夏美

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瀬尾 夏美(せお なつみ、1988年 - )は、日本画家[1][2]作家[1]東京都出身[3]

経歴[編集]

東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了[4]

2011年に発生した東日本大震災のボランティア活動に参加したことをきっかけに、映像作家である小森はるかとユニットを組む。

2013年より3年間、岩手県陸前高田市に活動の拠点を移す[3]

2015年、取材や記録、表現活動を行う団体NOOK創設[5]。代表理事に就任[5]

2019年には、2011年から2017年までの自身のツイートをまとめた書籍『あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる』を発売[6]

2022年には、災禍を記録するプロジェクト「カロクリサイクル」を始める[7]。自然災害や戦争を体験した人々をさまざまなメディアで記録[7]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる』晶文社2019年
  • 『二重のまち/交代地のうた』書肆侃侃房2021年
  • 『声の地層: 災禍と痛みを語ること』生きのびるブックス、2023年

共著[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b About us | Komori Haruka + Seo Natsumi”. 2024年1月14日閲覧。
  2. ^ 東日本大震災:「2度目の喪失」癒やす物語を 仙台拠点の画家・瀬尾夏美さん”. 毎日新聞. 2024年1月14日閲覧。
  3. ^ a b 瀬尾夏美”. Art Support Tohoku-Tokyo 2011→2021. 2024年1月14日閲覧。
  4. ^ 瀬尾夏美|Tokyo Art Research Lab”. Tokyo Art Research Lab. 2024年1月14日閲覧。
  5. ^ a b member | NOOK” (2015年5月24日). 2024年1月14日閲覧。
  6. ^ 陸前高田の人が教えてくれた、“あわい”の時間の尊さ―瀬尾夏美インタビュー”. GINZA (2019年4月15日). 2024年1月14日閲覧。
  7. ^ a b 誰もが「災禍の記録」を語り、きくことで、記憶は生き続ける——瀬尾夏美「カロクリサイクル」インタビュー | ブログ”. アーツカウンシル東京. 2024年1月14日閲覧。

外部リンク[編集]