洗濯ばさみ
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洗濯ばさみ(せんたくばさみ)は、洗濯物や布団などを干す場合に落下しないよう挟んでとめる留め具[1]。表記は洗濯挟みとも。英語で衣類、布もの、洗濯物を挟む道具は、ばね式も含めClothespinあるいはClothes peg、また単に"Peg"、などと呼ばれ、ごくまれに"C47"とも。
近年のものは、一般的には、金属ばねを用いていて、一端を指でつまむことによって先端部分が開き、手を離すと先端が狭まり固定される仕組みとなっている。数世紀前は金属ばねを用いておらず、木製で二股に分かれたペグの形をしたものばかりだった。
歴史
[編集]広い意味での布挟み(英語ではClothespinやClothes peg)と呼ばれる道具は西欧で近世までには考案されていたといわれており、19世紀初頭までに家庭に広く普及した[2]。ただし、初期のこれらの道具は木の棒の先端部分を布が挟めるよう割いただけのものであった[3]。
19世紀から20世紀にかけて木製のばね付きの洗濯ばさみが登場した[3]。20世紀後半になると本体にプラスチックを利用したものが普及した[4]。
なお、日本へ洗濯ばさみが伝来したのは明治時代のことである[4]。
材質
[編集]ヨーロッパでは、質感が重視され、今も木製やステンレス製のものが好まれる。
日本では昭和初期は木製や薄いアルミ製のものが多かった。高度成長期になるとプラスチック製が増え、2つのプラスチック部位をねじりコイルばねで組み合わせたものがほとんどとなった。平成ころからは質感が良い木製やステンレス製のものが見直され、販売割合が増えている。
- 木製の洗濯ばさみ。
- プラスチック製の洗濯ばさみ。
- 金属製洗濯ばさみ。
用途
[編集]洗濯
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洗濯ばさみは主に洗濯物を乾燥させるためにひもや物干しざおなどにかけるとき、かけた洗濯物を落ちないように固定するために使われる。
洗濯以外での用途
[編集]- 開封した食品の袋の口を閉じるのに使われる(せんべい、スナック菓子、海苔の袋など)。
- 写真フィルムを手作業で現像する際、現像液にさらしたフィルムや印画紙を乾燥する過程で吊るしておく際に使われる。
- 模型工作の過程で接着剤の乾燥を待つ間、部品を固定しておくために使われる。
- ものに札類やメモ類をつけるために。また洗濯ばさみに物を書いた札をつければ付箋のようにも使える(1998年のエイプリルフールには、ジョークRFCとしてRFC 2322(洗濯ばさみ-DHCPによるIPアドレス管理。日本語訳)が発表された)。
- 若草物語では、四女のエイミーが低い鼻を気にして、矯正するために洗濯ばさみで鼻をはさんで寝ていたというエピソードが出てくる。
- テレビのバラエティ番組ではゲームなどの罰ゲームとして、洗濯ばさみで顔を挟む(あるいは挟んだまま引っ張って外し、痛覚を刺激する)ことがある。実際の痛み以上に見た目の愉快さを求めて行われる。
- 金属製の洗濯ばさみを蚊取り線香の任意の場所に挟んでおくことで、自動的に途中で消火させることができる
出典
[編集]外部リンク
[編集]- Clothespin - スミソニアン博物館
- Clothespin - クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館
- 洗濯バサミで遊ぼう! - 洗濯ばさみを利用した自由工作