気くばりのすすめ

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気くばりのすすめ』(きくばりのすすめ)は、鈴木健二による著書シリーズ。講談社から出版された。

概要・エピソード[編集]

第1弾は1982年9月に発売。この第1弾は単行本332万部、文庫本を含むと400万部以上の大ベストセラーとなった[1]

本作がベストセラーになった際、フジテレビがこれを扱った特別番組を制作した。この番組には当時NHKアナウンサーの立場であった鈴木も出演したが、当時はNHKの現職アナウンサーが堂々と民放の番組に出られる程自由では無く、出演場面は全てビデオ撮影で、背中越しなど鈴木の全体像が明確には見えないアングルでの登場となった[2]。これはこの番組の司会がNHK時代の先輩である小川宏であり、その口添えにより実現したものであったからである。

鈴木は1983年 - 1985年に『NHK紅白歌合戦』の白組司会に起用されたが、その背景には司会をしていた『クイズ面白ゼミナール』の高視聴率獲得と、本作の大ヒットがある。1983年の『第34回NHK紅白歌合戦』では、鈴木の白組司会に対し、紅組司会は『窓ぎわのトットちゃん』の著者・黒柳徹子であり、ベストセラー作家同士の両組司会として話題になった[3]

脚注[編集]

  1. ^ 三宅民夫『言葉のチカラ』(NHK出版)p.41によれば、当時、鈴木は腎臓の病気で再起不能になる可能性もあった。家族が路頭に迷わないように入院中にベッドで転げ回りながら完成させたもので、「言われているような目立とう精神によるものではない」という。「横綱」と呼ばれた大酒飲みだったが、は一滴も飲まなくなり、脂っこい食事も完全にやめた「巌のような意志」にも驚いている。
  2. ^ なお、番組の最後に写真で顔出ししているが、それでも異例の出来事である。
  3. ^ 合田道人『紅白歌合戦の舞台裏』

関連項目[編集]