核時代

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核時代の幕開けとされるトリニティ実験の、開始直後に発生した火の玉。1945年7月16日。

核時代(かくじだい、英語: Atomic Age ; Nuclear Age)は、核兵器時代を意味する言葉。

1958年レスター・B・ピアソン『核時代の外交』(近藤晋一訳、時事通信社)、1959年レイモンド・ガーソフ『核時代におけるソ連戦略』(海上自衛隊幹部学校訳)などのように、1950年代から核時代という言葉は用いられていた。軍事外交の分野だけでなく、湯川秀樹朝永振一郎坂田昌一編著『核時代を超える : 平和の創造をめざして』(岩波新書、1968年)や、大江健三郎『核時代の想像力』(新潮選書、1970年)、高木仁三郎『核時代を生きる 生活思想としての反核』(講談社現代新書、1983年)、芝田進午『核時代』(青木書店、1987年)のように、科学者・文学者・哲学者らによっても用いられている。

晩聲社は書籍の奥付において「核時代」を私年号として用いており、トリニティ実験と広島・長崎への原爆投下が行われた1945年を起点(核時代0年)としている。初めて使用されたのは、1987年に出版された小関智弘『鉄を読む』で、奥付には『核時代四二年(一九八七年)一二月二五日初版第一刷』と表記されている[1]。これは、晩聲社代表である和多田進が、哲学者芝田進午が提唱した「ヒロシマ紀元」という問題提起に応える形で用い始めたものである[1]

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  1. ^ a b 「鈴木宗男・和多田進10年目の往復書簡 第13回「『閑話休題』的に……」」掲載の和多田書簡、和多田進『メルマガ北海道人 第22回

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