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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

(つくり)とは、漢字偏旁のうち、特に右側に位置するものの総称。

主な旁

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  • 立刀(りっとう) : 「剣」「刺」「利」などの旁。多くは「刀」の字に由来し、刀や切ることに関する漢字に見られる。
  • 大貝(おおがい)・いちのかい : 「顔」「額」「願」などの旁。顔に関する漢字に見られる。
  • 攴旁(ぼくづくり)・ぼくにょう・ぼんにょう・のぶん : 「改」「放」「敗」などの旁。慣例的に繞とも呼ばれる。
  • (ちから) : 「効」「助」などの旁。力を用いた動作に関する漢字に見られる。「勉」は変則。
  • 大里(おおざと) : 「都」「郷」「邦」などの旁。多くは「邑」の字に由来する。「おおざと」は「こざとへん」に対する相対的な通称。地域や集落に関する漢字に見られる。固有の地名を表す漢字にも見られる。
  • (あくび)・かける。「歌」「欲」「欺」などの旁。口を大きく開ける動作に関する漢字に見られる。
  • (とり)。「鶏」「鳴」「鳩」などの旁。鳥に関する漢字に見られる。
  • ル又(るまた)・ほこづくり : 「殺」「殴」「段」などの旁。殴りつけることに関する漢字に見られる。「ほこづくり」だと 2 種類あるために、「るまた」と呼ぶことも多い。「るまた」とは殳を分解した際に片仮名のルと漢字の又を読み合わせたものである。「投」「設」「役」など偏に来ることも多い。
  • 舊鳥(ふるとり) : 「雄」「雑」などの旁。鳥の性質や動作に関する漢字や、「雉」などのように鳥そのものを表す漢字に見られる。「ふるとり」という通称は「」(【ふるーい】の旧字体)に用いられていることに因む。
  • 彡旁(さんづくり) : 「形」「影」「彫」などの旁。
  • (みる) : 「観」「視」などの旁。見る動作に関する漢字に見られる。
  • (とます) : 「料」などの旁。斗とは計量の単位で、計量に関する漢字に見られる。
  • 寸旁(すんづくり) : 「対」「封」などの旁。手の動作に関する漢字に見られる。
  • (また)・またづくり : 「叙」「取」などの旁。手の動作に関する漢字に見られる。
  • 戈旁(ほこづくり)・かのほこ : 「戦」「戯」などの旁。戦に関する漢字に見られる。「殳」(るまた…前述)もほこづくりと呼ぶことがあるため、「かのほこ」(カは戈の音読)と呼ぶ場合がある。
  • 節旁(ふしづくり)・わりふ : 「却」「印」などの旁。ひざまずく人間を象ったもので、そのような動作を伴う行為に関する漢字に見られる。
  • 斤旁(おのづくり) : 「新」「断」などの旁。切ることに関する漢字に見られる。
  • (つき) : 「朝」「期」などの旁。年月に関する漢字に見られる。
  • 毛皮(けがわ)・ひのかわ : 「皺」などの旁。皮膚・表面に関する漢字に見られる。
  • 乙繞(おつにょう)・つりばり : 「乱」などの旁。
  • (かわら) : 「甌」などの旁。瓦や瓶(かめ)に関する漢字に見られる。
  • (いぬ) : 「獣」などの旁。獣類に関する漢字に見られる。
  • 隷旁(れいづくり) : 「隷」などの旁。
  • 筆旁(ふでづくり) : 「肆」などの旁。
  • (うしとら)・こんづくり・ねづくり : 「艱」などの旁。
  • (かわ)・なめしがわ : 「韓」などの旁。
  • (うり) : 「瓢」などの旁。

関連項目

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