我らの港

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我らの港

市歌の対象
清水市

作詞 長田恒雄
作曲 服部正
採用時期 1959年10月16日
採用終了 2003年3月31日
(静岡市との新設合併)
言語 日本語
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我らの港」(われらのみなと)は、かつて日本静岡県清水市(現在の静岡市清水区)で制定されていた市歌である。作詞・長田恒雄、作曲・服部正

解説[編集]

清水市において最初に市歌を制定する動きとしては、1928年昭和3年)に清水市教育会が昭和天皇御大典奉祝行事の一環として7月16日付で実施した市歌の歌詞募集が認められる。この際は9月29日の時点で56名の応募があり「10月に審査結果を発表する」としていたが、結果については『清水市史』に記載されていないため市歌が完成したかどうかは不明である[1]

戦後になり、1959年(昭和34年)10月16日清水港開港60周年および市制35周年を記念して市歌「我らの港」が制定された[2]。作成に当たっては歌詞の一般公募などは行わず、作詞を詩人で清水市出身の長田恒雄に、作曲を国立音楽大学教授の服部正にそれぞれ依頼している。

清水市は2003年平成15年)4月1日静岡市と新設合併し、新制「静岡市」となった。この際に「我らの港」は1938年(昭和13年)制定の旧静岡市歌と共に廃止され、2005年(平成17年)に新市歌「わたしの街 静岡」が制定されている。

旧清水市に関連する他の楽曲としては、行進曲「若い清水」がある[3]

参考文献[編集]

  • 清水市史編さん委員会 編『清水市史』第3巻(吉川弘文館1986年ISBN 4-642-01529-9
  • 影山建樹 編『ふるさと清水の歌 平成14年版』(私家版、2002年

脚注[編集]

  1. ^ 清水市史3 p37
  2. ^ 影山(2002) p2。同書掲載の表題は「われらの港」とされているが、本項では日本音楽著作権協会(JASRAC)データベースの情報(作品コード:内016-1813-0)に従い「我ら」と表記する。
  3. ^ 影山(2002)

関連項目[編集]